2020年に読んでよかった本
先日2020年に買ったものの記事を書きましたが、本の部分だけ横着して具体的に書かなかったので、こちらでまとめます。
というわけでモノ編はこちらへどうぞ。
2020年はKindle元年
モノ編でも書いた通り、2020年はついに本格的にKindleデビューをしました。
巣ごもり生活で家需要が高まる中で、有限な収納力を折り合いをつけるべく断捨離を進めた結果、物理書籍から電子書籍への移行を決意しました。
あとは、ブログでいろいろな書評を書く上では、単語検索やマーカー機能が使える電子書籍の利便性が非常に高かったというのもあります。
2020年に読んでよかった本
それでは、厳密にランク評価しているわけではありませんが、強く印象に残った順に挙げていきたいと思います。
基本的にいいと思った本はメインブログで書評化するので説明はそこそこに留めます。
その1: 会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
まずはこれです。
今年、特に出会ってよかった本は2冊ありますが、その1冊がこれです。
投資をしている都合で決算書はちゃんと読みたいなという思いがあったのですが、どうにも取っつきづらさがあり、なかなか勉強が進まずにいました。
また、本を読んだとしても、説明に使われるのが簡略化された架空の企業だったりするので、学んだ内容が現実世界でなかなか活かせないという問題もありました。
そんなところ、この本では「習うより慣れろ」の精神で、実在する、それも名前を聞いて業態がイメージできる有名企業を題材にして、財務3表を読み解いていくので、自分で納得する感や身につく感はこれまでにないレベルでした。
詳しい話は、メインブログのほうに書いていますので、興味を持った方はそちらもどうぞ。
もちろんこれでもって「決算書完全に理解した😎」と思うのは典型的なダニング・クルーガー効果ですのでそんなことを言うつもりはありませんが、取っつきにくいと思っていた決算書の勉強に取っ掛かりができたことは、とてもよかったと思います。
その2: 「原因」と「結果」の法則
続いてはこちら。ジェームズ・アレンの薄い本。(決して変な意味ではない)
この本のことを「全ての自己啓発書の原点」と評することもいて、一説には聖書の次に読まれた本とも。(ほんまかいな)
時系列的には自己啓発書で有名なカーネギーやナポレオン・ヒルなどに先行しているので、割とそうなのかも、と思うフシはあります🙄
内容ですが、大まかに言って「あなたの心持ちが全てを決める」といった内容で、確かに自己啓発っぽい内容でした。
割と自己啓発書では「○○しなさい」とか「○○したほうがよい」みたいな言及が多いですが、これは冒頭から「私からの提案である」と書かれていて、ゆっくりじっくり語り掛けるような書き口が特徴的で、それを受けて自分を見つめなおすのにはとても良い本だなと思いました。時間を置きつつ、定期的に読み返したいですね。
こちらもメインブログにあります。
その3: 大好きなことでお金を稼いで、独立をする方法
続いてはこちら。副業の一環としてのブログに取り組むにあたって、副業っぽい本をいくつか読んでいる中で出会った本。
いかにも副業っぽいタイトルではあるものの、これも命令調ではなく提案のようなニュアンスで書かれている本です。
一番特徴的なのが、「何かを売って、収入を得る」という副業の構図を考えたとき、「貴方にとってのゴミを売りなさい」っていう不思議なフレーズ。
読んでみるとなるほどなぁ、って思ったのでイチオシです。ちなみにこの記事は僕のゴミにあたりますね笑
その4: 完全教祖マニュアル
厳密には今年初めて読んだ本ではなく、年末のKindleセールで読み始めて今まだ読んでる本ですが、やはり面白いのでおすすめです。
全体的にはジョーク本のような、少し不真面目なテンションで書かれていますが、宗教とか教祖というものを、大づかみに・メタに捉えると確かにこうだなぁ、という感心に近い発見体験ができます。
また、「教祖」と言っているのでずいぶん遠く感じますが、言ってしまえば最近のインフルエンサーなんかも広義の教祖であり、サロンが教団みたいなものなので、新興宗教の形として言っている、「伝統的な教義や慣習が現代に合わなくなり、現代に合わせた形で生まれるのが新興宗教」の一形態なのかも、と思ったりしました。
その5: 見るだけでわかる!ビジネス書図鑑
内容的にとてつもなく面白いわけじゃないんですが、カタログとして面白い本でした。
姉妹本として「教養編」もあります。
帯の通り、有名なビジネス書をカタログ的にまとめたものです。
なんだかんだでこうしたビジネス書は、シンプルなアイデアを説得力あるものにするべく分厚くしている側面が強いと思っているので、こうして総覧するのは悪くないなと思いました。実際に読んだことがある本の紹介を見る中では、まぁ確かにって感じだったので、変なことは書いてないと思いました。
もちろん、端的にまとまりすぎてて自分の中には全く残らないので、気になった本を個別に買って読むといった使い方のツールですね。
これは物理本で持ってたほうがパラパラと見やすいような気もしました。
その6: 学び効率が最大化するインプット大全
最近はやりの「大全」本。
ブログというアウトプット手段を得たことで、セットで意識するようになったのがインプットの方法でした。
これはKindleの日次セールで見つけてなんとなーくポチった本ですが、インプットTipsとして参考になる点が多く、割と好きな本でした。
ちなみに、その日次セールの前日には姉妹本であるアウトプット大全があったのですが、その時点で興味を持てずにスルーしてしまっています...。
未だに欲しい本リストには入れていますが、いつかまたセールにならないかなーとウォッチしています🙄
その7: 選択の科学
最後はこれ。挙げた中では一番とっつきにくい(分厚い)本だと思います。ちなみにKindle版はないようです。
これは「選択とはなんなのか?」ということを科学的に研究した本で、生き物にとって選択がいかに重要であるかを含め、色々と考えさせられる本でした。
非常に印象的だったのが、動物を使った実験において、
- 選択(行動)の余地がある苦痛
- 選択(行動)の余地がない苦痛
の2パターンでは、総合的なストレスのかかり方が大きくことなるという結果でした。
これはおそらく人間についてもそうで、閉塞感や不安感のある暮らしの中で「改善の糸口がある」と思っている人と、「自分の力ではどうしようもない」と思っている人では、行動特性に大きな差が出るというような話だと思います。
一方で、じゃあ自由で選択肢が無限にあったほうがいいのかというとそれもまた別で、それに関する話も同様に興味深く、「自分にとって適正な選択レベルはどの程度だろうか」ということを考えるきっかけになりました。ただ分厚いです。割と。
まとめ
他にもいろいろ本を読んできてはいるものの、「読んでよかった!」と思える本はそこまでないですね。
完全な平均よりは本を読んでいると思いますが、多読家と呼べるほどではないので、2021年はもう少し気軽に読書を積み上げられるように乱読スキル(?)も身に着けたいなーと思います。
お読みいただきありがとうございました!
応援クリックよろしくおねがいします!