特に何がというわけではありませんが、カメラ生活を振り返りたくなったので、お気に入りの写真とともに振り返ってみます。
ボディを軸にするとわかりやすくていいのでそうしてみます。
メイン機
まずはメイン機となっている一眼です。
1代目: Nikon D60(2013~)
感覚的に写真は好きだったんですが、一眼デビューしたのは社会人になってからでした。
会社の同期に大学からカメラをやっているやつがいて、そいつが新しい機種に移ったので手余りになっていたNikon D60を安く譲り受けました。
このあとはずっとソニーカメラを使い続けているので、最初で最後のニコン機です。あとは、光学ファインダーも実はこれだけでしたね。
今思えば、露光の程度がファインダーから見えるわけでもないですし、AFも測距点が3点しかないというすっかり前時代のアイテムだなというところですが、応答速度0msの光学ファインダーはやはり覗いていて気持ちいいものでした。
また、今やすっかりCMOSセンサーが主流になっていますが、こいつはCCDセンサーということで、印象的な色乗りが好きです。
2013年に会社の同期とコテージへ泊まりに行ったんですが、そのコテージにくっついていたセミの抜け殻をパシャリ。
適当に撮った割には構図やフォーカスもしっかりしていて、一眼ライフにおけるビギナーズラック的な気もして印象深い1枚です。
Nikonはやはり華やかさはないですが、暗部の落ち込みに味がありますね。
2代目: SONY α77(2013~)
続いて2代目ですが、ここからソニーのカメラライフがはじまります。
Nikon D60をお試し的に使い始めて約半年、やっぱり自分の新しいカメラがほしくなったのでここからソニーカメラに鞍替えします。
当時はまだ一眼といえば光学ファインダーの時代でしたが、ソニーはこの世代から電子ファインダーを導入しています。最先端過ぎてトランスルーセントミラーテクノロジーという謎技術を投入していますが、今思えばまさに過渡期を象徴する技術でした。
そんな電子ファインダーの良さは、ファインダーで見たままに写真が撮れるということです。光学ファインダーでは暗所での露光調整で四苦八苦しますが、電子ファインダーだとそういった悩みがないのでテクノロジーを感じるところです。
(ただこの当時はまだ応答速度が微妙なので、賛否でいうと否のほうが多かったです)
さてそんなSONY α77の1枚はこちら。
これは2016年の江ノ島花火です。
最近はスマホカメラの性能が多眼化やAI補正で格段に上がっていますが、未だに三脚を必須とするこういった長時間露光は対応しきれていないですね。
彩りのいい花火はもちろん、それを眺めている人々のシルエットが綺麗に入っているのでなかなか満足感の高い1枚です。
昨年はコロナのことで花火大会が基本的になかったので、こういった写真にチャレンジもできず、残念でした。
3代目: SONY α99Ⅱ(2016~)
さて、ここでついにフルサイズデビューします。
前回ボディを買ったときに比べ、フルサイズミラーレスとなるα7シリーズが発売され、第二世代であるα7RⅡに世間がおったまげている頃の話です。
僕はソニーのミラーあり一眼のAマウントレンズを3年の間に蓄えていたので、できればそのままAマウントで...という思いがあり、このα99Ⅱを後継に選びました。
やはりフルサイズはいいですね。
ダイナミックレンジの豊かさなど、明所から暗所まで、余裕のある記録になるので切り取りの幅が広がりました。
そんなわけでSONY α99Ⅱの1枚。
これはこのブログのfaviconだったり、Twitterのアイコンにもしている木の写真です。通称御神木。
実物は新宿御苑にあるケヤキの木で、ブログ活動の開始にあたってなんとなく使い始めたんですが、もはやずいぶん愛着が湧きました。
また改めて写真を撮りに行きたいなーと思っていますが、コロナ生活でなかなか出かける意欲なく1年が過ぎました。
まぁ、コロナよりこいつのほうが長生きだと思うのでそのうち行ければいいです🙄
4代目: SONY α7RⅢ(2018~)
さて、フルサイズボディを得るまでにとても悩んだ私ですが、その割に約2年でAマウントボディからEマウントボディにお引越ししてしまいます。
2016年ではまだ同等くらいの性能だったんですが、2017年にα7RⅢが発売され、2018年にエントリーフルサイズであるα7Ⅲの性能を見て、「あぁ...大ミラーレス時代やわ...」と思ったことを覚えています。
まぁ、Aマウントレンズはマウントアダプターで使い続けられるのでいいよね?という2年前に否決した理論を掘り起こして採択するよいう卑劣な脳内議会での審議を経て、ついにミラーレス一眼がメイン機になります。
α99Ⅱを下取りに出して買い替えたので、実質8万円くらいでゲットしました。フルサイズを2年使って8万円なんだから実質無料だよねうんうん、なんて理論を駆使してたような気がします。
僕もすっかりカメラ沼の住人ですね。
さて、これが現役機なのでまだまだ次の1枚が撮れる可能性はありますが、2019年にそんなメイン機と新婚旅行でハワイに行ってきたのでその写真です。
これはハワイのハナウマベイというところですが、本当に絵に書いたような白い砂浜、青い海といった様子で、とても感動したことを覚えています。
最初のニコンに比べると、いかにソニーの色づくりが派手かというのがわかります。
まぁでも記憶を残すための写真なんで多少華やかなほうがいいじゃん?記憶色だぜベイベー?っていうソニーの考えは個人的にいいと思いますが、人によっては胡散臭いように感じる色使いかも知れないですね。
次なるボディは果たして...
さて、これが未だに現行機となりますが、7年間で4機種を使ってきました。最初のニコンはお試しだとしても、大体2-3年でボディを買い替えていることになります。ほんまか工藤。
そうすると前回の2018年から今年で丸2年ということになりますが、果たして次はどんなカメラと出会うのでしょうか...。
今の時点で特段の悩みはないですし、最新のα7RⅣに比べてもまだまだ見劣りしない性能だと思うので、次に驚かされるボディがどんなものになるのか、楽しみです。
サブ機
さて、メイン機の傍らで、より持ち運びやすいサブ機も持っていたりします。
ふとした切り取りでもいい写真になったりするので、なかなか侮れないところ。
1代目: SONY T77(2009~)
これは厳密に言えばNikon D60の前なので実際にはメイン機なのですが、コンデジなのでサブ機のほうに入れておきます。
自分の意志で買ったカメラとしてはこれが最初で、デザインもさることながらスライドカバーをシャッとして起動するスタイリッシュさに惹かれて選びました。
ここにも書いている通り、大学生で自らソニー製品を選ぶ走りとなったものなので、ソニーの芽生えといっても過言ではない製品かもしれません。
さて、そんなカメラの1枚はこちら。
大学は関西方面だったので、清水寺に遊びに行ったときの写真です。
10年前の、コンデジの写真とはいえ明所なのでとても綺麗ですね。それだけに、この10年で進化したのは暗所性能だということがよくわかります。
あと、落ち着いてよく見てみるとここまで鮮やかに赤い建物って普通に生きていく分には珍しいような気がしました。京都には割とある印象ですが、最近長らく見てないなーという気がしました。関東でメジャーな赤い建物ってなんでしょうね?🤔
2代目: SONY RX100Ⅱ(2015~)
次は間に一眼デビューをはさみ、6年ぶりのコンデジです。
ほぼ毎年新機種がリリースされ、未だに併売が続いているRX100シリーズですが、初代のRX100からコンデジらしからぬ高性能でサブ機として人気を博していました。
ちょうどその頃、メインとしてはα77を使っていましたが、レンズを増やしていく中でやはりそのボディやレンズのデカさが気になるようになりました。
持ち出せばいい写真が撮れる一方で、苦労して持ち出さなければなにも撮れない...そういったジレンマの中でサブ機を持とうということで買ったのがこれです。
これは2016年に岩手~宮城あたりを旅行したときの写真です。GW付近に行ったんですが、遅咲きの桜のバックに雪山、そして手前には新緑の芝生ということで非常にいい感じに撮れたラッキーショットでした。これはTwitterのカバー写真にしています。
3代目: SONY RX100Ⅲ(2016~)
さてそんなサブ機を手に入れて約1年で、次のRX100Ⅲが登場します。
カメラのセンサーとしては大差ないのですが、レンズがF2.8通しになったり、コンデジでありながらファインダーがついたりと、スペック的になんだか気になるアイテムだったということくらいしか理由が思い出せません。
衝動買い?いえ、魂の買い物です(まがお)
引退するRX100Ⅱはどうなったかというと、Nikon D60を譲ってくれた同期の手に渡りました。譲られたら譲り返す、恩返しです!って偉い人も言ってましたしね。
そしてその差額でRX100Ⅲを買っているのでこれまた実質無料とかそんな感じだったと思います。
T77のくだりで「この10年で進化したのは暗所性能」って話をしましたが、コンデジでもこれくらい撮れるようになったというのが印象的な1枚です。
2020年は紅葉も見に行かなかったですね。かなC。
次なるサブ機は...あるのか?
サブ機に手を出した2015年くらいはまだスマホカメラがいまほど高性能ではなかったところですが、今やこういった高級コンデジすら食われかねないレベルに達しているので、コンデジがスマホに食われたように、このサブ機ポジションを含めて完全にスマホに変わってしまう日もそう遠くはなさそうです。
ちょうど昨日、1/6にシャオミから最新のMi 11の詳細が発表されていますが、スマホでも1/1.33インチという巨大なカメラセンサーを備え、さらに最新の補正技術で驚きの暗証性能を叩き出しています。
「カメラというものは、目に映るものをそのままに切り取るのが至高」みたいな考えがありますが、ここまでくると非常に悩ましいですね。
小手先の補正というよりはもはや「目に見えないものを切り取ってくれるのがカメラ」みたいになり得るので、テクノロジーが論争を終わらせるというか、また違うステージを感じます。
まとめ
こういった長期での振り返り記事は1年スパンですら書けるものではないですが、こうやって振り返ってみるのは楽しいですね。
今回このカメラネタを使ってしまったので、少なくとも向こう数年はこのテーマで書くことはなさそうですが、他の切り口で10年くらいを振り返ってみるのも楽しそうです。
ではまた10年後に(大げさ)
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