たくなくの雑記帳

思ったことを書き留める雑記帳

無心でポチるスマホゲーから漂う「やれやれ感」

皆さんはスマホでゲームすることはありますか。

僕は基本的にないんですが、例外的にやってたゲームはあるのでその話をしてみます。

スマホゲーへの苦手感

これは単なる好みの問題なんですが、個人的にスマホゲーはあまり好きではないです。

仮に人類を「ゲーム好きな人」「ゲーム好きでない人」に分類するとすれば、僕はゲーム好きになりますが、どちらかといえば古き良き据え置き型ゲームのような、ボリューム感あるゲームが好きです。

自分で意思をもって初めてゲームを手に入れたのが多分1996年で、そこから25年くらいゲームをしていることになる。そう言われるとなんだかおそろしい。

そんなスタートから長いことゲームをやってきているので、自分の中のゲーム観は基本的に「時間をかけつつ、徐々に上達/成長してクリアしていく」というところにあります。

そういう感覚からすると、昨今の「ポチポチしていると爽快感が得られ、なんとなくクリアできる」ようなスマホゲーがあまり好きではない印象を持っています。
また、ゲームをクリアすることに関して「失敗を重ねつつも試行錯誤し、自身のスキルアップを通じてクリアできる」ようなイメージも持っているため、上達を実感できることが満足感につながっています。

なので、「とにかく時間をかけられる主婦や学生、そして金をかけられる独身社会人こそが勝てる」と揶揄されるような、最近の "基本無料" なタイプのスマホゲーが苦手だったりします。上達の外側でゲームのクリアが決まるというか、そんなやつが苦手です。

 

しかし例外的にやっているポチポチゲー

ただ、一切スマホゲーをやっていないかというとそういうわけでもないですし、かなり昔から「何が楽しくてこんなものをやっているのか...」と思うようなものもあります。

ちょうど先日YouTubeでかつてやっていたゲームを見かけ、それを久しぶりにここ数日プレイしていました。まったくもって無駄な時間を過ごすことができました(褒め言葉)

ちなみにそのYouTubeはこちら。別のゲームで知ったゲーム実況者がこれをやってて、そういえばこんなゲームがあったなと思い出した感じです。

ゲーム発展国 ++

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引用:ゲーム発展国++

それがこの、ゲーム発展国++というゲーム。

ゲーム会社の社長になって会社を経営していく、いわゆる「ゲームを作るゲーム」です。

基本的にはボタンをポチポチする以外にはやることがなく、ゲーム開発時に指定するジャンル等の組み合わせに多少の知識(といっても直感的に良し悪しは大体わかる)が求められるだけです。上達する感はあまりありません。

このゲーム発展国は2008年リリースですが、基本的には1997年の ゲーム発展途上国 および2001年の ゲーム発展途上国 ⅡDX がベースになっています。
確か中学生の頃にこのゲームを知り、PCでやっていたことを覚えています。

基本的に動作性能を求めないゲームなので、PC版でリリースされていながらも、ドコモアプリであったり、スマホアプリであったりと、結構色々なプラットフォームでリリースされています。最近だとSwitch版もあるようですね。

これまで3度ほどプレイ

中学生の頃に知ったこのゲームですが、それからふと思い出すたびにプレイしているような気がします。

  • 中学生:PC版
  • 高校生:ドコモアプリ版
  • 大学生:スマホ
  • 社会人:スマホ版 ← いまココ

今回は大学生の時と同じくスマホ版ではありますが、一応その当時よりはアップデートされているようで、今回始めて見た内容も含まれていました。

しかし基本的に何も変わりがない...

こう言ってはなんですが、このゲームの基本的なゲーム性は20年以上ずっと変わっていません。

  • ゲーム企画と称して、ゲームハードやゲームジャンルを選択する
  • 在籍メンバの能力値に応じて、ゲームのポイントが積み重なっていく
  • 基本的にゲームのポイントが高いほどよく売れて、儲かる
  • 儲かったお金で社員を教育したり、より優秀な社員を雇ったりする

大体はこんな感じです。

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ゲーム開発の様子

ゲーム開発は運ゲーなので意図的にポイントを割り振ることはできないんですが、社員の能力が上がればベースが上がっていくので、「ひとたびヒットゲームを出せるようになると、どうやっても売れ続ける」ようなゲームシステムになっています。あまり上達感がなく、ポチポチしてさえすればそれなりに成果が出るシステム。

あとこれも昔からですが、ゲームの売れやすさに「ゲームハードの普及台数」が絡みます。100万台のハードより、200万台のハードのほうがソフトは売れやすそうですよね。

...と、そこまではいいんですが、このゲームは「普及台数以上にゲームが売れる」ことが普通に発生します。2000万台のハードで5000万本売れるなんてこともありました。
これはもうバグというか、そういう世界観なんだろうなと楽しく感じています。

私を動かす、「やれやれ感」

なので、今回やろうと思ったときも、何かあたらしいことがあると期待したわけではなく、「またあの感覚を味わってみるか...」というような、ある種の諦めと同居した感覚でアプリをダウンロードしていました。

 

 「やれやれ、またあれか。
僕はそう思いながらも、Google Playのインストールボタンを軽くタップした。

 

 「もし村上春樹小説の主人公がゲーム発展国++をプレイしたら」なんてテーマで1本書いてみたら退廃的な世界観が描けそう。

今ここで少し書いてみようかと思いつつ、あまりピンとこなかったので今回はやめておきます。でも、やはりそういうスキルを持った人はいるんですね。

これはこれは、まこと村上春樹みが深い。

 

話を戻すと、この「やれやれ感」こそが再びこのゲームをやろうと思った原動力なんだろうとも思います。

 

やれやれしたいこと、他にある?

そんな感じで、「上達/成長を実感するのが楽しくてゲームする」反面、「やれやれしたくてゲームする」ようなところもあるなと思いました。

ゲームに関してこうですが、はてさて、他にやれやれしたいことってあるでしょうか?
胸を張って好きなことではないものの、地味に嫌いじゃないこと。

ピンと思いつくのは「たっぷり昼寝してしまう」ことですが、誇らしくアクティブな自分だけでなく、だらしない自分みたいなものに注目すると、また違った自分が見えるような気がしました。

 

やれやれ、またこんな毒にも薬にもならない日記を書いてしまった。

 

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