たくなくの雑記帳

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2050年の世界ってどんなのだろう⑦:総まとめ

なぜか6回にわたって書いてしまった2050年シリーズ。

色々書いたので総論として振り返ってみます。

これからの日本の国土

第1回目はこの話題の発端になった国土グランドデザインをメインに考えています。

基本的には人口が減っていくということもあり、日本人が住める国を維持するべく、都市機能の集約と交通利便性の向上によって「ガリージョン」を意識した国土デザインを進めるということですね。

その中でも、東京―名古屋―大阪という日本を代表する大都市を繋ぐリニアが重要な要素となっています。
2027年東京―名古屋、2045年東京―大阪開業とされていますが、静岡県とのいざこざであまりいい話を聞かないのでちょっと心配です。

 

これからの人口

国土グランドデザインにおける大きな前提として、「日本人口は減少トレンドにあり、少子高齢化はますます進展する」というものがあります。
要するに人口動態の話でよく知られた内容ですが、じゃあ世界はどうなんだということで世界の人口予測を見ています。

「20世紀はアジアの世紀で、21世紀はアフリカの世紀」と言われたりもしますが、2050年になると人口的に存在感が出てきます。
が、経済規模はアジアが突出しているため、経済的な台頭はもう少し先みたいですね。

これからの世界予測

そういった世界がどういったものになるのかという点では、民間レポートのほうが好きなことを言えるので、シンクタンクのレポートを読んでみました。

このうち、三菱総研の読みにある「デジタル経済圏の台頭」「覇権国のいない国際秩序」はなかなかおもしろいアイデアだなと思いました。

2050年にもなるとアメリカも到底太刀打ちできないほど中国の経済力が高まっていく読みですが、その頃の国際秩序はどうなっているんでしょうね。王朝が幾度となく変わっていった中国という国ですが、果たして...。

これからの科学技術

前半3回は「これからの世界に起こる現象」みたいな観点で、あまり夢のある話はなかったですが、後半3回は科学技術に着目した夢のある話を見てきました。

2050年というのは中々いいポイントになっているようで、宇宙エレベータ核融合発電も大まかな実現時期をそのあたりに置いているので、調べていてなかなか楽しかったです。

これは掘り下げなかったですが、自動運転の技術も2030年に向けてどんどん進化していくでしょうし、それとともにEVの技術がさらに発展していくでしょう。
そうなってくると、今はガソリンなどがベースになっている動力機関も電気エネルギーが生命線になっていくわけで、核融合によるエネルギーハードルが下がったときにどんな世界になるのか、本当に興味がありますね。

また、ムーンショット型目標にある「サイバネティック・アバター」の計画もあり、自動運転の車でスイスイ移動する以前に、家にいながらどこへでも行ける、みたいな話も出てくると思うので、正直こうやって片手間レベルで妄想した以上のことが期待できるんじゃないかなと思うところです。

 

まとめ

ひょんなことから始めたこのシリーズ、思いつくままに色んな資料を見てきました。

それらの資料は思いつきで書かれたものではなく、官公庁、企業、国際団体など、様々な人たちが仕事として書いたものですので、とても読み応えがあるものでした。
また、こうしたレベルで語られる計画は1年2年のものではなく、10年20年を当たり前に見据えるものですので、計画を立てる人たちはもちろん、夢物語のようなそこに向かって活動されている全ての方々を尊敬します。

2020年といえば1990年から見た30年後ですが、ここから先の30年がどういうものになるのか、期待する面がありつつも、そういった予想をさらに超える楽しい世界が到来するといいなと改めて思いました。

おわり。

 

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