気になる本がまとめてKindleセールになったので
またKindleが大規模なセールをはじめました。最大70%OFFですってよ。
ざっと目を通してきたので、その中から気になる本を挙げていきます。順番は何も考えていないのでジャンルが行ったり来たりなのはご容赦ください😇
すでに読んだ本
このあたりはすでに読んだ本です。おすすめ。
新世界より(貴志祐介)
貴志祐介のSF小説。上中下巻で長いですがけっこう好きでした。日本を部隊にした魔法世界みたいな話。
「黒い家」「悪の教典」なんかも毛色は違いますが個人的には面白かったです。
ピープルウェア(トム・デマルコ)
これはソフトウェア開発における「人の扱い方」に着目した本です。
ITシステムといえばソフトウェアとハードウェアから構成されますが、それを生み出すピープルウェアこそ重要である的な話を掘り下げています。
こういった人の扱いに関しては「人月の神話」が伝統的に有名ですが、こちらのピープルウェアもなかなか好きです。
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方(橘玲)
「お金持ちになる」と言えば、宝くじを当てるとか投資で大儲けするとかそういった話に目がいきがちですが、「社会の歪みに目をつける」って発想でいろいろ語っている本です。
確かに言われてみれば、「需要はあるが手段はない」みたいな歪みは過去に色々あったんだなと思いますが、それを上手く見つけてアクションするってのはなるほどなーと思いました。
というわけで、具体的な手法というよりは心持ちの話です。
投資の大原則(バートン・マルキール、チャールズ・エリス)
インデックス投資にはお馴染みの「ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール)」「敗者のゲーム(チャールズ・エリス)」の2人がタッグを組んだ本。
もちろん、主旨としてはそれぞれの本と似通うのでそれらを読んだ人にとっては真新しさはないかもしれませんが、何度も聞いておきたいような、まさに「大原則」とも言える内容です。
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(アンドリュー・O・スミス)
こちらは先ほどの重厚な見た目とは逆に、取っつきやすそうな出で立ちをしています。
実際に内容も高校生向けということもあり、それほど難しい内容は出てきませんが、日本に生きて育ってきた身としては日米の差を感じる部分あり、関係なく通じる部分ありと、振り返るように読むにはちょうどいい内容ですので、たまーにパラパラと読んだりしています。
お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ)
日本語のインデックス投資の本としてはおそらくトップクラスに有名な、投資ブロガー水瀬ケンイチさんの本です。
内容的には「インデックス投資で長期積立投資」のような、先ほどの「投資の大原則」でも語られているようなものですが、これを実際に日本で取り組んできた水瀬さんの生きたレポートとして非常に貴重な内容だと思います。
投資の情報も手段も今ほど豊富ではなかった中で、インデックス投資に行き着き、それを実践してきた人の言葉は長期積立投資を実践したい日本人にとっては大いに役立つものです。
数学ガール(結城浩)
3人の高校生が数学の問題と向き合っていく物語。
表面的な内容そのものは難しくないものの、その奥に広がっている世界を垣間見たり、感じたりする魅力があります。
かなりシリーズ化が進んでいて、この第1巻のほかにも「フェルマーの最終定理」だったり「ポアンカレ予想」だったりと、名前だけは聞いたことがあるようなテーマの本もあるようです。(そっちは読んだことない)
人を動かす(D・カーネギー)
カーネギーの自己啓発本はいくつかあるものの、多分一番有名なのがこれです。
タイトルこそ「人を動かす」っていうように、こちらから力を作用させるイメージがありますが、実際には「人が自然と動くように仕立てるにはどうしたらいいか?」みたいなのが主題です。原題には「INFLUENCE」って入ってますしね。
自己啓発本はいつの時代もたくさん出ていますが、今なお読みつがれる古典はやはり本質を上手く突いているというか、深みのある示唆が多いなーという印象です。
予想どおりに不合理(ダン・アリエリー)
「行動経済学」のワードを広く知らしめたと言われる本。
タイトルにある通り、現実に発生する様々な行動のうち、「ロジカルに考えたらどうみても不合理」というものがたくさんあることに着目し、そうした不合理なものを全てひっくるめて経済が構成されているってことを考えた本です。
不合理なことに悩むこともあるかもしれませんが、これを知って「まぁ、人間そんなもんだ」といい意味で開き直れる部分もあるでしょうし、そうした不合理を予想できればよりよい行動ができるかも、という意味で新たな視点をくれる本でした。
読んでみる本
ここからはこのセールを機に読んでみる本です。元々ほしいものリストにストックしていたものや、セール対象をざっと見る中で目に留まったものです。
行動経済学の逆襲(リチャード・セイラー)
先ほど挙げた「予想どおりに不合理」と同じく行動経済学に着目した本のようです。上下巻。
内容的には似通うのかも知れないですが、行動経済学ってアイデアが好きなので読んでみたい。
不道徳な経済学(ウォルター・ブロック)
これはサブタイトルの「転売屋は社会に役立つ」に興味を引かれました。
基本的な考えとして僕は「転売屋は社会の役に立たない」という考えを持っています。欲しくもないものをガメて、品不足を引き起こしつつ転売で儲けるという行為は本人の儲け以外で誰の役にも立っておらず、どうしても道徳的なものだとは思えないのがその理由です。
ただ、それはあくまで今の僕の考えによるものなので、もしこれが覆るなら覆らせてみてほしいっていう気持ちと、さらに翻訳者が「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」の橘玲さんなので、それなりに深みのある話なのかな?と期待して読んでみたいと思いました。
実学(稲盛和夫)
なんとなくほしいものリストにずっと入っていた本。
稲盛和夫さんといえば、「心」みたいな経営マインドの本が有名ですが、こちらもけっこう名前に挙がるので今回手にとってみます。見たところファイナンス的な話っぽいですが、きっと稲盛流の「お金とは何か」みたいなエモい話が聞けるものと期待。
我が闘争(堀江貴文)
色々本は読んでいるつもりですが、未だにホリエモン本は一冊も読んだことがありません。
Webの対談記事なんかはたまに流れてくるので読みますが、ああいうのは結局表層的な受け答えにしかならないので、一度根っこの部分まで語らせるとどうなっているのかというのは読んでみたいと思っていました。
なんだかんだたくさん本が出ていますが、パッと見て一番高評価っぽかったし、生き様を語るみたいな内容っぽいので興味を引かれました。その内容やいかに。
去られるためにそこにいる --- 子育てに悩む親との心理臨床(田中茂樹)
僕はまだ子どもはいないし、何か子育てに備えたい危機感があるわけでもなかったのですが、タイトルに興味を引かれました。
高校まで実家に住んでいた自分が大学で家を離れるとき、結婚して籍から抜けるときなど、二度と会わないという意味ではないにせよ、自分自身が去ったタイミングはあったので、それを親はどう感じてたのかなと少し知りたくなりました。
もちろん、自分もいずれそちら側の立場になりたいと思っているので、その準備にも。
それをお金で買いますか(マイケル・サンデル)
マイケル・サンデルといえば「これからの正義の話をしよう」で有名ですが、こんな本もありました。
お金で買えるもの、買えないものはあると思いますが、その線引がなんなのかというのをはっきりと考えたことはなかったので、そういった話題なのかと思って気になっていました。
試着室で思い出したら、本気の恋だと思う(尾形真理子)
ざっと見ていて、タイトルで目に留まったもの。
評価も4.5くらいあってなかなかに高いので、たまにはこういうのを読んでもいいかなーなんて思ったりしました。
三体(劉慈欣)
なんのこっちゃという感じですが、中国のSF小説です。
うちの会社には読書サークルみたいなものがあって、社内チャットで読書録なんかを書いたり読んだりしているんですが、その中でこの三体が話題になっていました。
これは第1作ですが、第3作にあたる三体Ⅲがつい先日発売され、それを待ち望でいる書き込みがあって何の本なんだろうと思っていたらこのKindleセールの対象になっていたので読んでみるかという感じです。
Amazonの紹介を見ると
物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。
で始まっていて、「え?中国の小説でこんな設定許されるの???」って驚きもあって興味を引かれました。はたしてⅡに手は伸びるのだろうか...。
おわり
けっこうな数の本に目をつけてしまったのでどこまで完読できるか...という気持ちはありますが、Amazonポイント、特にKindleのポイント還元セールで得たものがそれなりに溜まっているので消費する目的で気軽に読んでいければなーと思います。
なんかセール対象(じゃなくても)でいい本あったら教えてくださいな。それでは。
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