最近なんだかChromebookがほしいと思っています。なんかこう、便利そうじゃないですか(安直)
ウッ、苦しい...🥺
このChromebookほしい病は何も今にはじまったことではありません。過去のツイートを振り返ってみましょう。
き、君はいらないけどなんかほしくなるものの筆頭、Chromebookくんではないか❗🥺
— たくなく@喋る木 (@valuask7) 2020年12月28日
いらねぇな〜やっぱりいらねぇな〜
Chromebookが税込1万8610円&Core i5ノート5万円台&Core i7+16GBメモリーモバイルほぼ9万円:レノボニューイヤーセール開催中 https://t.co/EZckQ9EThC
いらない、いらないとは分かっているんです。。。
ひとまず理性的に年末年始を乗り切ったと思いましたが、
Chromebookほしい病を発症している。ウッ...苦しい...。
— たくなく@喋る木 (@valuask7) 2021年5月25日
ウッ、苦しい...。このほどめでたく再発です。
ガジェットを物色する際のルールとして、
— たくなく@喋る木 (@valuask7) 2021年6月1日
・買う理由が値段なら買うな
・買わない理由が値段なら買え
ってのを意識するようにしている。
そしてChromebookは概ね後者のパターンだけど、デスクトップを常用する中でいるのコイツ???感だけが拭えない😇
いるの?いるの???
どげんかせんといかん
しかしこうやって半年に1回発症していては毎回つらいので、ここはひとつ真面目に考えてみましょう。
用途なんかを考えてみてもあまり答えは出ないので、「ちゃんと製品比較をして選びぬいた1台が本当にほしいと思えるか」ということに注目したいと思います。
というわけで、主要なChromebookメーカーである、
の製品を見ていきます。
一旦値段は二の次として、ほしいイメージである、
というのを条件に、各メーカーから端末をチョイスします。
端末チョイス
それでは、メーカーごとに該当するものを選び出してみます。
Lenovo
さてどうやって選んでいこうかというところですが、先に挙げたもののうち、「タブレットスタイルでも利用可能」っていうのがなかなか強い条件なので、これでほとんど絞り込みができてしまいます。
この2種類が13インチ以上でタブレットスタイルでも利用可能なモデルです。元々としてIdeaPadはThinkPadの下位ブランド(正確にはビジネス向けと個人向けの違い)なので、お金があればThinkPadということになります。
うーん、洗練された感じでカッチョイイ。
加えて、ThinkPadということであの打鍵感に優れるキーボード(個人の感想)がついてくるYogaシリーズのポイントは高いですね。まぁ高いんですが...。
なかなかやってくれますね。プレミアムモデルは文句なしのハイスペックですが、この3通りであればベーシックかスタンダードだろうなという気がします。
HP
続いてHPです。こちらはディスプレイがクルクルするx360シリーズから以下の3モデルが該当しそうです。
モデル名から分かる通り、13インチと14インチのモデルです。後ろの "c" は世代にあたり、旧モデルの "a" "b" も一部併売されています。
気になるお値段は...。
14bはなかなか安いですね。
このうち最も新しい13cは、LenovoのC13 Yogaと似たようなところを狙っているからか10万円を超える価格帯も似ていますね。
ASUS
続いてASUS。エイスースですよ。
こちらは型番からスペックが類推しづらいですが、CM5が15.6インチ、C434とC436はおそらく世代の違いで14インチモデルです。
CM5は製品ページを見たら分かる通り、マルチメディアにも注力している感じがしますね。こんなナリをしていながら約7万円となかなか侮れない。
Acer
最後にAcer。エイサーです。
- Spin 713
Acerではディスプレイが回転するタイプをSpinシリーズとしていますが、13インチ以上はこのSpin 713しかないようでした。
特徴は画面のアスペクト比が主流の16:9ではなく、3:2になっていることですね。16:9は動画などのマルチメディアユースを想定したものですが、文書メインの場合は3:2のほうが都合がよく、最近少しずつ増えてきているところです。
なかなかのスペックを備えていますが、約9万円と、ハイでもローでもない絶妙な価格設定になっています。
ただ、スペックベースで見た場合には主要メーカーで唯一日本語キーボードのモデルがないのでちょっとポイント低いかなーというところでした。
(むしろ一昔前は英語配列ばっかりだったので、Acer以外日本語キーボードが揃っている点に驚きです)
端末決戦
それでは各メーカーから1台チョイスして、頂上決戦といきましょう。
Acerはキーボード配列で負けたことにしてLenovo / HP / ASUSの三つ巴にします。
Lenovo:ThinkPad C13 Yoga(88,253円)
LenovoからはやはりThinkPad C13 Yogaをチョイス。
ThinkPadのキーボードあるならやはり手に入れてみたい。
さらにモデルとしては9万円くらいのスタンダードを想定。ベーシックとの差額が2万円弱になるけど、CPUやストレージがグレードアップされるのとUSIペンが内蔵されるのがいいかなーと思った。タブレットスタイルで使うならやはりペンほしいよね。
HP:HP Chromebook x360 14b(54,000円)
HPからはバランスを考えるとこれかなーと思いました。
より新しい14cでもいいかと思ったりはしたものの、そうするとC13 Yogaとの差別化がほとんどないので、HPから選ぶとしたらコスパの良さを重視して14bですかね。
CPUは値段相応に貧弱ですが、5万円台でフルHD対応&メモリ8GBはなかなかのコスパだと思います。
ASUS:ASUS Chromebook Flip CM5(79,800円)
そしてASUSからはこちら。ビジネスユースとか最低限とかいう印象の強いChromebookにおいて、こういったマルチメディア感も出しているのはほとんど唯一だと思うので選ぶならこれだろうという印象です。
それでいて8万円というのもコスパ的に優れているので、なかなかの対抗馬になりそうです。
要するにどういうことなんだ?
こうやって見てきた感じ、論点は3つです。
- いくら出せるか?
- マルチメディアは大事か?
- そもそもこんなスペックいるのか?
いくら出せるか?
結局のところ、お金は大事なので価格帯は見逃せないポイントです。
見てきた通り、最安がHPのx360 14bで5万円台、残りのC13 YogaとFlip CM5が8万円台というところ。
お金が出せるなら後者、出せないならx360 14bで決まりです。
マルチメディアは大事か?
そしてお金をクリアしたら、ビジネスユースの色が強いC13 Yogaか、マルチメディアの色が強いFlip CM5かというところ。
今のところ、Chromebookでマルチメディアを楽しむイメージはなかったものの、それがあるならFlip CM5は魅力的ですね。1.95kgっていう重さが気になるところですが、まぁ15.6インチということを考えればいたしかたなしか。
そもそもこんなスペックいるのか?
ここにきてちゃぶ台をひっくり返すような話ですが、これまでさんざん言ってきた「大きめの画面」とか「タブレットスタイルでも使える」とかってほんとに必要?ってところです。
そのへんを満たそうとすると、安くてもx360 14bみたいに5万円は覚悟する必要がありますが、Chromebook自体は2万円台からあるので、改めてそこを考える必要があるというわけです。
というわけで安物Chromebookのようなものを用意した
今回考えてきたようなスペックはChromebookにおける高級機にあたるので、「安物では満足できない」ってことが暗黙にある話です。
とはいえ実際に安物で我慢できないかは使ってみないとわからないところもあり、しかし試しに安物を買うくらいならハナからいいものを買っておきたい気持ちもあり...というところで悩んでいました。
CloudReady
話は変わりますが、Chromebookを手に入れるためには、買う他にも自分でノートPCをChromebook化する手もあります。
そういった用途でCloudReadyって形でChrome OSが配布されているので、それを使って手持ちのゴミPC(失礼)をChromebook化してみることにしました。
詳しい話は割愛しますが、USBメモリ1本で簡単にChromebook化ができたので、これでしばらくChromebookを使ってみることにしました。
手作りChromebookのスペック
今回犠牲になってもらったのは、家に転がっていたかつてのウルトラブック、ASUS UX21E です。ウルトラブックとは懐かしい響きですね。
モデル的にはこれで、どうやら2011-2012年くらいに発売されていたモデルのよう。
CPUこそi5ですが、いかんせん2011年モデルなので注意が必要です。ベンチマークを見てみましょう。
2021年6月7日現在でCore i5 2467Mは1791位、それに対してPentium Silver N5030が1334位、Celeron N3350が1942位、Core m3 8100Yが1252位という結果でした。
Core m3 8100Y(1252) > Pentium Silver N5030(1334) > Core i5 2467M(1791) > Celeron N3350(1942)
という順序ですので、Core i5 2467Mを搭載したUX21EをChromebook化するとまさに2021年現在最安付近にあるChromebookに近しいスペックだということです。これはちょうどいい。メモリが4GBだったり、解像度がWXGA(1366×768)だったりするのもそっくりです。
ちょっと使ってみる
そうしてChromebook化したUX21Eをちょっと使ってみましたが、確かにブラウジング程度では特段ストレスを感じません。
ブラウジング界のヘビー処理であるYouTubeを視聴してみても、特にカクつきもなく快適に視聴できました。無線モジュールが802.11 b/g/nで、多分54Mbpsで動いてそうなので無線LANの遅さが相対的にネックになってそうな印象でした。
なるほどなるほど、これがChromebook。
ただ一つ問題があるとすれば、老朽化しまくったゴミPC(失礼)を使っているからか、バッテリーがほとんど持たず、電源につないでいないとあっという間に落ちてしまうという深刻な問題があります。
まぁ、これで「もっと使いたいのに電源が...」となれば素直に買う理由になるので、持ち主思いのいいポンコツだと思うことにします。もう少しだけがんばってほしい。
判断は保留に
というわけで、Chromebookほしい病が深刻化してきたので、この病に立ち向かうべく真面目に製品調査をしてきました。
スペックベースで調べると、最低5万、できれば8万ほしくなるところですが、「本当にそんな高級機が、そしてChromebookが必要なのか...?」というところに行き着きました。
ということもあって、手元のゴミPC(失礼3回目)をChromebookに転生させ、こいつの使用感を感じながら改めてChromebookの必要性と、高級機の必要性を考え直していきたいと思います。
今の時点で薄々感じていますが、僕はつまるところChromebookがほしかったわけではなく、Chromebookというオモチャに触れてみたかっただけなのではという気がしており、今回Chromebookのようなものを手に入れたことで病がずいぶん収まったように感じていますが、まだ正確によくわからないのでそれはまた次回の話にします。
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