男だけどしてみむとて、するなり!😳(クワッ)
(注:ガジェットレビューです)
えっちなイヤホン...?
つい先日こんな記事を見つけました。普通にネットサーフィンしてたら関連記事欄に出てきたものです。押すっきゃない。ポチポチポチポチ
詳しくは記事を読んでみてもらえばいいんですが、要するに「バイノーラルサウンドに適したイヤホン」ということのようでした。それがこのfinal E500。
でも、お高いんでしょう...?🥺
...と思うかもしれませんが、今ならAmazonタイムセールで1,780円。通常価格でも2,020円なので高いアイテムでもないのが意外でした。僕は通常価格でしたが、コンビニでお買い物をするかのごとく、ポチッ。
ちょうど昨晩徳の高いイヤホンを手に入れたばかりですが、こいつも今朝届きました。
どれどれ、やってやろうやないか。
見た感じ、普通のカナル型イヤホン
Amazonで買いましたが、パッケージが小さいのでメール便で届きました。簡素なパッケージなので開封は割愛します。どうしても見たい方は上の記事でどうぞ。えっちな感じで開封しています。
一見して、普通の有線カナル型イヤホンですね。イヤーピースはシリコン製のよくあるタイプで、初期装着のMのほかにSとLが同梱されていました。
変わってるなと思ったのがそのイヤーピースで、内部の色が割とバラバラでした。こうして並べてみるとオシャレではありますが、いや、ほとんど誰にも見えないよね?っていう。
あとMが初期装着のものを含めて4個、Sが4個、そしてLだけ2個でした。まぁ、Lが最適な人はレアでしょうからわからんでもないですが、絶妙な采配です😂
サイズ感の比較ということで徳の高いWF-1000XM4と並べてみます。
ヘッドホンに比べて小さいと思ったWF-1000XM4も、よくあるカナル型イヤホンの前には巨大ですね。
見た目という意味では大学生の頃に使っていたSONY XBA-10を思い出します。
では聴いてみよう
それでは実際に聴いてみます。
触れ込みが触れ込みなので普通の音楽ではなく、Oculus Quest 2のイヤホンとして使ってみます。
この手のコンテンツを探す際には「バイノーラル録音」とか「ASMR」などがキーワードになります。Autonomous Sensory Meridian ResponseでASMR。要は「脳がぞわぞわするやつ」ってことです。
お試しコンテンツ
聴覚に訴えかけることを狙ったコンテンツとしては、こういう自然音なんかもそうですし、
こんな感じで人為的に収録したバイノーラルサウンドもあります。
これは動画付きなので録音の仕組みがよくわかりますが、まさに耳の位置にマイクがあり、実際に耳元で鳴っている感じに聴こえるわけです。
とはいえこの手のサウンドで未だにホロフォニクスを上回るものを聞いたことがありません。イヤホンなら大体なんでも楽しめるので、目を閉じて聴いてみてください。語彙力が足りなくなるくらいにすごいです。5:10あたりはヒイッってなります😇
聴いてみた感じ
もちろんこういうASMRコンテンツ以外にも普通の音楽を聴いていますが、そのあたりも含めると「えっちなイヤホン」の特徴が見えてきます。
簡単にまとめると、
- 低音が弱く、中高音、特に高音が強く出ている
- それにより、ASMRコンテンツで特徴的な吐息などが印象的に表現されている
- 通常音楽ではドラムよりもハイハットシンバルのような金属音がよく聴こえる
- ただし、低音が薄いので厚みに欠ける印象を持ってしまう
という感じです。
えっちなコンテンツで低音が重視されることは稀でしょうから、このfinal E500を「えっちなイヤホン」と称するのは言い得て妙な感じがしますね。
これは実用的にえっちなのか?
というところを踏まえて、果たしてこのイヤホンはASMRというコンテンツ特性に応じて使い分けるほど優秀なイヤホンなのか?というと...
まぁそこまでではないかなーーー
というのが率直な印象でした。
コスパは高そうなイヤホン
まず、イヤホンそのもの、特に2000円だと思って使う分にはなかなかのコスパが感じられるイヤホンです。イヤホンとかヘッドホンの価格帯としては、5000円以下、1万円以下、3万円以下、...などがありますが、5000円以下のカテゴリでは十分優秀に感じられる出来だと思います。
これまでイヤホンにお金かけるなんて考えてなかった人にとっては試す価値があるかもしれません。
しかし、しかしイマドキ有線というのもなーーー
一方で、コスパが高いといってもそれは「値段に対する音質」の話であって、装着感などを含めた音楽体験全体としては微妙だと言わざるを得ません。
まず、有線カナル型の宿命ではありますが、ケーブルに触れた際のタッチノイズがかなり気になるレベルで入ってしまいます。
ASMRコンテンツを本当に微動だにせず視聴していればいいのかもしれませんが、さすがに無理があるので、首を微妙に動かすとか、動かした腕がケーブルに触れるとかでどうしてもタッチノイズが生じてしまうため、なんともなーという気持ちでした。
2000円が安いという話はありますが、今やタッチノイズがとは無縁のこんなのが5000円せず手に入ると思うと、わざわざそこをケチらなくても...という感じに思えます。
ちなみにこちら通常5000円ですが、今ならAmazonタイムセールで4000円です。
えっちなサウンドも理解できればイコライザーでなんとかなる
そして、このイヤホン最大の特徴である「えっちな感じ」ですが、結局は音の味付けによるものなので、イコライザーを使って低音を削ったり、高音をブーストしてやれば他のイヤホンでもこの感じを再現できそうな気がしました。
イコライザーには設定のプリセット機能がありますから、一度プリセットを設定した後に、「えっちセット」などとして保存しておけばあとはその切替だけで済みます。
(ただ色々な音源に対応するにはOS部分にイコライザーがついているのが望ましいですが...)
イコライザーいじりは人を選ぶので、そういうのが面倒orできないのであれば買って済ませるというのはあるかもしれません。
一応「すごくえっちなイヤホン」もあるらしい
この2000円で手に入るfinal E500ですが、上位機種が存在します。言うなれば、すごくえっちなイヤホン。
E500が2000円なのに対して、このVR3000 for Gamingは8000円。4倍の値段がします。つまり4倍えっちじゃないと割に合わない。
...んですが、記事にある通り、そこまでではないみたいですね。2000円に満足できず、さらなる高みを目指したい人は...って感じの商品のようです。現実は甘くない。
確かにえっちだった、しかし...
というわけで、不意に見かけた記事からえっちなイヤホンを試してみました。
公式の触れ込み通り、バイノーラルとかASMRに向いた音作りとなっていて、改めてこうした臨場感ある視聴体験に対して具体的にどういうものがポイントになっているのか気付く部分がありました。
もう昔のカラダには戻れない
こうしたアイテムが2000円というのは改めて驚くところではあるんですが、それ以上に「もはや有線イヤホンのタッチノイズを我慢できない」ようになっている自分に驚きました。
今はもうはっきりワイヤレスですし、その前はネックバンド型のほぼワイヤレスだったことを考えると、自分がこうしたちゃんとした有線イヤホンを使ったのがおそらく4年ぶりくらいになります。
それ以前は普通に「そういうものだ」と思ってタッチノイズバリバリの有線イヤホンを使っていたわけですが、今こうしてその時代に戻ろうとするとダメですね。もう体が受け付けなくなっているレベルのものを感じます。
ワイヤレスであることはもちろん、最近は特にノイズキャンセリングで雑音除去が高度化してきているので、そのダブルパンチがかなりきつく感じられました。
そしてホロフォニクスすごい
視聴用コンテンツとして紹介しましたが、ホロフォニクスのコンテンツは1983年に制作されたものですが、今聞いてもその立体感は抜きんでいているように思います。
この立体感はもはやイヤホンがどうとかいうレベルを超えているので、イヤホンがえっちかどうかというよりは、やはりコンテンツがえっちかどうか、というのがより重要だということを改めて気付かされました。
...という、ガジェットレビューにあるまじき結末ですが、おもちゃとしては面白かったので気になる人はポチっと買ってみてください笑
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