たくなくの雑記帳

思ったことを書き留める雑記帳

家電・ガジェット誌ナナメ読み 07号(2022年02月)

やや遅れましたが第07号です。

MONOQLO 2022年03月号

今月は久しぶりの登場、MONOQLOから。

印象に残ったアイテム① - スマートライト

スマートライトはちょいちょい出てきますがこちらはTP-Linkのスマートライト。1個2000円でセールなんかで1800円前後になることが多いようです。

TP-LinkはTapoブランドでスマートホーム製品を拡充してきています。Kasaなんて古いブランドもあって分かりづらかったですが、どうやらTapoが生き残ったようですね。

Tapoか、Kasaか、の悩みはスマートプラグのときに味わいましたが、ここで血迷ってKasaにいかなくてよかったです。

スマートホーム製品といえば最近はSwitchBotも製品を拡充していますが、TP-Linkもなんだかんだ数が増えてきて気になっているところでした。

印象に残ったアイテム② - 微アルコールビール

なんとなく目に留まったものですが、アサヒの微アルコールビール。

ノンアルコール...ではなく微アルコールですが味はどうなんでしょうか。ちょっと気になりました。

印象に残ったアイテム③ - レンジラーメン調理器

正確にはラーメンに限らずなんですが、紙面で紹介されてた袋ラーメンの調理で気になりました。

レンジ調理といえば、かつてのナナメ読みで発見したレンジパスタ調理器が個人的ヒットで、オススメ品カタログにも入れているほどではありますが、これもなかなかのポテンシャルを秘めていそうな気がします。確かに雑炊なんかが器兼用で作れるのは便利そう。

一言コメント

今号の特集としてカセットガスストーブの比較があったんですが、その中で注意されてた「海外製の安いカセットガスストーブは気を付けろ!」ってのがなかなか印象的でした。

そもそもの企画主旨として「どれが一番暖まるのか」「省エネなのはどれか」など、真っ当な商品としての比較を考えていたようですが、フタを開けてみればそれ以前の「火が出る」とか「安全装置が作動しない」とか、到底火を扱う機器とは思えないクオリティのものが見つかってびっくりした話が書いてありました。

企画の結論としては「イワタニが安定」ってことだったんですが、モバイルバッテリーなんかと同じく、火とか熱を扱う機器はやはり多少高くても品質を大事にしないといけないなと思わされました。

 

家電批評 2022年03月号

続いては安定の家電批評。というか晋遊舎が安定ですね。

印象に残ったアイテム① - ホーム5Gルータ

個別の通販品じゃないので商品リンクはないですが、ホーム5Gルータの紹介がありました。

WiMAXあたりから、家の固定回線代わりにポケットWi-Fiを、みたいな使い方もちらほら出てきましたが、速度はもちろん安定性や容量制限の観点から、やっぱり家は固定だよねというイメージが根強く残っていました。

とはいえそこは技術の進歩で5Gが速度的な面を含めて固定回線の代替品になるところまで引き上げてきたので、いよいよ家でもモバイルネットワークのお世話になるときがやってきたのかも、と思うところです。

ちなみに、「ちょっとでかいけど持ち運べばポケットWi-Fi兼ねるじゃん」みたいな発想はありますが、利用規約で登録住所以外の利用が禁じられているようなので、そこは注意が必要です。

印象に残ったアイテム② - 給湯リモコン

これまた商品リンクではないですが、リンナイの給湯リモコンです。
これが一体何かというと、純正品として無線LAN接続機能を備え、スマホアプリを介して操作が行えるもののようです。

もちろん分かりやすい活用例としては、帰宅中に給湯スイッチを入れて、帰ったらすぐ入浴できるみたいなところですが、この画像のように家族の見守り機能的な側面も意識しているようですね。

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引用:リモコン専用アプリ(リンナイ) より

しかし帰宅中にお湯が張れると言っても、浴槽の栓はリモート操作できなさそうなので、そういう生き方にならないとだめそうですね...🤔

印象に残ったアイテム③ - 卓上ミニ水族館

これはさすがにジョークアイテムですが、ちょっとほしいと思ってしまいました笑

水を入れて電源を入れると、上の蛇口のところを介して水が循環するようです。
水量は1.5Lくらいだそうですが、メダカくらいならなんとかなるのか...?

と思ったらそうでもないようで、しっかり紙面上で

メダカくらい飼えるかもしれないと思ったら甘かった
「水量が少なく水がすぐ汚れるし、上から落ちる水と水流で魚にストレスがかかるし、底のスリットが大きく魚や砂利が挟まる可能性があるので、イマイチかな!」

(略)

...でも、メダカ1匹程度ならどうでしょう?
「メダカは水流に弱いから飼えない。ベタ(ビン入りでよく売られている、ヒレのキレイな熱帯魚)も同じく水流が苦手なので無理だし、底にソイル(底床に使う焼き固め土の粒)を敷かないと、ヒレをスリット部分に巻き込んでケガしそう」
じゃあ、何も飼えない?
「えーっと、アカヒレ(中国原産の魚。小型で丈夫で安価)1匹とかなら、なんとか...」

とはっきり書かれていました。さすが安定の家電批評。

じゃあ一体こいつは何なんだというのはありますが、このサイズ感で水を循環させられるロマンは評価したいアイテムです。

一言コメント

今月の家電批評は珍しくイマイチでした。まぁ、こんなときもあるよね。

GoodsPress 2022年03月号

今月最後はGoodsPressです。

印象に残ったアイテム① - コーヒーメーカー

まずはコーヒーメーカー...なんですが、これがなんとドリルやチェーンソーなどの工具でおなじみのマキタ製。

本体側面にくっついている黒い物体が動力にあたるバッテリーで、他のマキタ製品と共通の企画になっています。まぁ、便利!(棒)

見るからに隙間のなさそうな本体作りなので、粉塵飛び交う建設現場なんかでも使っていけるようなそんな頑丈なアイテムになってるんだと推測します。

印象に残ったアイテム② - ランニングシューズ

紙面でこのフォルムを見たとき、なんかどっかで見たなーと思ったら、以下の記事からでした。

今年の箱根駅伝でアシックスシューズが躍進したという内容ですが、ここで言うプロ向けブランドであるメタスピードの弟分にあたるのがこのハイパースピードのようでした。

近代スポーツではどんどん過去の記録が塗り替えられますが、その裏にはこうした道具の進歩があったりするので、ほほう、この最先端の道具を少し使ってみたい...ような気もしました。

今手持ちにはだいぶ昔に買ったニューバランスのランニングシューズがありますが、次の機会にはアシックスを考えてみようかしら。

印象に残ったアイテム③ - 加圧スプレーノズル

掃除などに使える、ペットボトルに装着できるタイプの加圧スプレーノズル。
窓のサッシなんかに使ってもいいでしょうし、お風呂やトイレなんかにも使えそうです。

何よりこいつは500円そこそこのアイテムなので、とりあえず買ってから使ってみようかなという印象です。今月購入アイテムとして有望。

一言コメント

家電とかガジェット感は薄かったけど、今月はなかなかよかった。

先月買ったアイテムレビュー

最後に、先月のナナメ読みを受けて買ったアイテムのレビューです。

3色ボールペン★★☆☆☆

なんかよさそうという印象で、普段使いに買ってみた3色ボールペンですが、思ったほどではなくてやや期待外れでした。

作りはしっかりしていて、書いてて軸がグラグラするとか、バネ部分からカチャカチャ音がするとかいうことはなく無難な作りのようでしたが、全体的にちょっと太いかなという印象でした。
3色なのでこんなもんか?というのはありつつ、全体的に軽量に仕上がっているので、その軽量さと太さがアンバランスに感じてしまいました。

色々眺めたついでにこっちのボールペンも買ってみたんですが、こっちのほうが太さと重さのバランスがしっくりきて(この価格帯としては)お気に入りです。

ホームビールサーバー★★★★☆

これも気になったので買ってみました。

缶ビールの側面に押し当ててボタンを押すだけという簡単な作りですが、思った以上にしっかり泡が出るのでびっくりしました。
パッケージ的にもプレモルを使えとなっていますが、当然他のビールでも泡はたちます。

最初の方はむしろ泡が出すぎるくらいなので自分のスキルアップが必要でしたが、慣れてくると確かに家でちゃんとキメ細やかな泡を楽しめるのでなかなかいいなと思いました。
(気持ち的にはビールサーバーから出てきてほしいのはあるので★4つです笑)

 

まとめ

今月は全体的に家電・ガジェットらしきものが目につかない月でした。

特集としてはメタバースが多かった(DIMEなんかはまさにそう)んですが、とはいえそこから何かのアイテムが出てくるかというとまだまだそんなことはないので、Oculus改めてMeta Quest 3など、軽量高画質な次世代VRバイスが出てくるのを待つ必要がありそうです。

 

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30-40代の心をくすぐる「平成ネット史」

もう寝なきゃならんのだがこれは書いておかねば(使命感)

平成ネット史 永遠のベータ版

要するに何かというと、この本のKindle版がセールなんですよね。73%OFFで505円

たぶん、今やってる

の一環で、2/17(木) 23:59までのセールっぽいです。

 

これ自体は、2019年1月2日-3日にやっていたNHKのテレビ番組を文字起こししたような内容で、当時も見ていたわけですが、たぶん30-40代くらいの人にグサリと刺さる内容で、僕自身も例に漏れずおおおおおーってなってたのを覚えています。

当時から再放送を望む声が多かったようですが、映像部分がなかなかの権利モノだったようで、中々難しいみたいですね。とはいえコンテンツとして貴重で面白かったので、こうして書籍になっているだけでもマジ感謝。

というか、放送してたのって2019年1月...?3年前...?嘘でしょ...🥺ってなってます。

早速買って一通り読んでみたので、ざっくり感想と思い出を述べて紹介します。

 

30-40代に刺さる平成ネット史

詳しくはもちろん読んでもらえばいいんですが、平成ネット史として区分する中では、この企画は以下の8チャプター+現在の9チャプター構成になっています。

  1. [1989-1997] インターネットの夜明け
  2. [1998-2006] ネットは「オタク」のものだった
  3. [2001-2007] 通信速度が上がり「動画」の時代に
  4. [1999-2007] ネットが手のひらにやってきた!
  5. [2008~] 黒船「iPhone」の衝撃
  6. [2004~] SNSで世界はどう変わったか
  7. [2011~] 炎上とフェイクの時代
  8. [2013~] ユーチューバーがヒーローになった
  9. [2019~] これからネット社会はどうなっていくのか

ある程度時代で区分されてはいますが、明確に区切って次の時代にいっているわけではないので、メインストリームの動きがある中で、次世代の動きが着々と進んでいて...みたいなことの連続になっています。

一方で、じゃあ区切りになっている年は適当なのかというとそういうわけでもなく、そんな中でも象徴的な、潮目が変わるようなイベントや事件があったりするので、それらについて「あー、あったなー」となれるものは多いと思います。

加えて、1988年生まれの僕なんかは2000年頃からネットを触り始め、多感な時期にそういった進化を目の当たりにしてきたわけなので、とても思い出深く感じます。
そういった意味で、たぶん40代くらいの人が上記の全てを実感とともに受け止められるドストライク世代ということになるでしょう。

平成ネット史を一緒に振り返る論客たち

元になったNHKの番組、コンセプトとしてはシンプルで、取材班が調べた映像なんかを元にして、スタジオにいる論客が当時を振り返ったりしながらコメントしたりするというものです。

が、その論客たちというのがなかなか豪華で、結構満足感の高いキャスティングだったんじゃないかなと思います。このメンツ。

ホリエモン / 落合陽一 / 宇野常寛 / ヒャダイン / 眞鍋かをり / 森永真弓 / みちょぱ

まぁ、「ひろゆきいないんだ」ってのはありましたが、ホリエモンとの組み合わせに難があったんですかね。仮にホリエモンひろゆきかの二択だと、ホリエモンでよかったと個人的には思いました。

平成ネット史というからには、その全容を語れる人をキャスティング...というのがもっともらしいですが、平成10年生まれのみちょぱが入っているのが中々よかったですね。
ネット黎明期なんかで、「インターネット接続の時間を気にする」なんて概念、もはやわかんないと思いますが、そういう「わかんない」と言える人も必要だったと思います。

加えて、直近のトレンドにくるとYouTuberとかInstagramとかに当然話が及ぶので、そっちは最近の人に語ってもらう方がそりゃいいなと思う意味で、色々バランスが取れたキャスティングでした。

電話回線でインターネット(小学生のとき、~2000年くらい)

ではここからは、ネット史に自分の年代を重ねながら少し思い出に浸ってみたいと思います。

アナログ回線の3分10円、ISDNつなぎ放題の衝撃

まずはインターネット黎明期...よりは少し後にあたる、Windows 95によって一般家庭でもインターネットが使えるようになった時期です。
ウチには仕事の都合でPCが入り、そしてなぜか電話回線でのインターネットが繋がっていました。

その当時僕は小学校4年くらいだったと思いますが、幼い頭でも「インターネットはお金がかかる」という理解があり、電話料金の見方も教えてもらっていたので、非常におそるおそる、ネットサーフィンを少しだけやった覚えがあります。

とはいえ、こうやっておそるおそるネットサーフィンしたのも短い期間で、ほどなくしてISDNのつなぎ放題に移行しました。

小学生の調べもの「ポケモンのバグ技」

小学生のとき見たコンテンツの中で、特に印象的だったのは、「初代ポケモンのセレクトバグ」を調べて印刷してたことですね。
当時学校で初代ポケモンは当然流行っていて、その流行りの中でどこからともなくセレクトバグの噂も聞こえてきました。とはいえ、基本的には噂なので、レベル100にするのが関の山でしたし、応用的な「アイテム増殖」とか「ポケモン変化」みたいな技については噂としてほとんど流れていませんでした。

が、ネットではご丁寧にそれらが一覧にまとまっていて、そして手順的にも綺麗に再現性のあるものだったので、とても重宝したのを覚えています。
このネットで拾った内容でもって、ミュウを作ったり、ふしぎなアメを増殖させたり、それはまあ好き放題でした。

インターネットっていいもんだなと、幼心に思いましたね(小並感)

Windows Meでインターネット(中学・高校のとき、~2006年くらい)

そうしてWindows 95 + アナログ回線(3分10円)でデビューしたインターネットライフでしたが、中学校に入るくらいでノートパソコンに買い替えられました。そう、あのWindows Meに。

まぁでも、この頃PCと奮闘したのがPCに詳しい自分のルーツになっているはずで、Windows Meのおかげで今の自分がある、というのはあながち間違いでないのかもしれません...笑

ブロードバンドの時代、来る

Windows Meが クソ とても不安定な話は心に深く刻まれていますが、このときネット回線もいわゆるADSL級にグレードアップしていました。

それまでKbpsの世界だったのがMbpsになるわけですから、それがなんだか戦闘力のようでよくスピードチェックをして、こういう判定をよく見ていました。

時期にもよるのでしょうが、一桁Mbpsだとこのウサギ級の1つ下のニンゲン級だったので、「運が良ければウサギ」みたいな世界で生きてました。懐かしいですね。

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USENスピードテストの思い出

ちなみにUSENスピードテスト自体は今もあるのですが、この懐かしの動物評価はなくなったみたいです。かなC。

あのゲームとの出会い

他には生涯で一番やっているゲーム、Age of Empiresシリーズに出会ったのもこの頃。リメイクされているとはいえ、基本的なゲームデザインはこの頃のまま今でも楽しんでいるんだから、すごい。

携帯電話の登場

あと、この時期に見逃せないのは、高校生になって携帯電話を持ったことですね。回線自体はここから変わっていないので、今年でドコモ歴16年だったかになります。

携帯デビューが3Gからだったので、iアプリ等のリッチコンテンツもまぁまぁ充実していて、学校で流行っている謎のゲームだったり、2chブラウザでいろいろスレを見たりするなど、モバイル端末からのインターネット体験もこの頃スタートしました。
(まだインターネット体験というにはやや閉鎖的な空間ではありましたが)

一人暮らしでインターネット(大学生のとき、~2013年くらい)

そして次は、大学生になって一人暮らしが始まった頃の話ですね。

それなりのPCを、自分専用のPCをゲットした

それまでWindows Meの家族共用パソコンを使っていましたが、Celeron 700MHzという当時でも低スペックなあるある量販店モデルなもので、スペックを要求するようなPCゲームなどはほとんどできない状態でした。

が、一人暮らしにあたって自分のPC、それも自作で手に入れたので、憎きCeleronを脱し、Core 2 Duo E4600 + GeForce 7600GSをひっさげて、最新鋭のWindows Vista環境を手に入れたわけです。
GeForce 7600GSが特段ハイスペックなことはないですが、マザー内蔵グラボだったことを考えると十分な進化でした)

世は大ニコニコ時代

そしてネット史っぽいところに話を移しますが、なんといっても外せないのはニコニコ動画の存在ですね。

ニコニコ動画とかYouTube自体は高校生の頃からそれなりに認知はしていましたが、どちらかというとまだ中学校の延長でFLASHコンテンツを見てゲラゲラ笑ってたくらいなので、大学生になってガラリと変わった感じがします。

初音ミク的な創作コンテンツはもちろん、るろ剣のMADみたいなやつも色々見てたのを覚えています。
あとはゲーム実況なんかも割とよく見てて、普段の口調がやや実況者に似てしまうみたいなこともありました。

龍が如くの実況をしてたトシゾーって人を多分この頃は一番見てたんですが、10年以上ぶりに検索してみたら今も普通に活動してるみたいですね。さすが人間の声って変わらないですね。懐かしい。

(当時はPS2版の粗いグラフィックでしたが綺麗になったもんですね...)

社会人のインターネット(現在、2014年~)

最後はもちろん今のことですが、改めて何が変わったかというと、なんでしょうね。

時間としては減った...?

直前の大学生時代と比較をするに、当たり前ですがインターネットに費やす時間は減ったなと思います。仕事してるしね。

加えて、社会人になってから本をまともに読むようになったので、そういった意味でもインターネット時間とかゲームの時間は減ったと思います。ゲームの時間が減ったものの、やれない部分をゲーム実況に転嫁した部分もありました。この頃はふぅを見てたかな。

ただ、大学生の終わりの時期からスマートフォンでPCと遜色なくインターネットを使えるようになってきたので、移動時間とかの細かな時間にもインターネットがまぶされるようになったと思うと、総時間として増えた部分もあるような気もしますね。当たり前のように溶け込んだというか。

あとブログをはじめた

これは2019年からの話ですが、ブログをはじめたというのはかなり大きな変化でした。

それまでもmixiやQiitaなど、アウトプット媒体をいくつか持ってたことはありましたが、クローズドであったり、レスポンスを原則求めなかったりと、あくまでアウトプットの場でしかありませんでした。そのあたりはこの辺で書いた通り。

なので、それによって新しくコミュニケーションが生まれるようなことはなかったんですが、ここの雑記ブログもそうだし、もう1つのマネーブログ、そしてそっち用のTwitterアカウントを通じて、新たな繋がりを得たのは大きな違いだなと思います。

運悪くこういう活動の開始とほとんど時を同じくしてコロナ禍に見舞われたので、こうして知り合った人とはほとんど会えていませんが、いつか収まったら何人か会ってみたい人がいますね。

これからの出会いも含めて、今後もこのあたりの活動は大事にしていきたいなと改めてこうやって振り返ってみて思いました。

 

歴史ものっていいな

やはり個人的な趣味として、10年20年のスパンをサラッと流してしまえるような、こういう歴史をちょっとマクロ気味に、時にマイクロに見るのは好きだなと思いました。

平成のネット史に関して言っても、

  • インターネットの浸透
  • コンテンツの多様化
  • モバイルとの融合

みたいな大雑把な流れがありますが、そうした流れを自らの思い出と重ねて振り返れるのは好きですね。

そういう記憶を呼び起こす触媒みたいなものとして、この平成ネット史はこの上ないアイテムになりました。また定期的に読みたい一冊ですし、また30年後くらいに令和ネット史みたいなものが出るとそっちも楽しめるようになっていたいですね。

サラッと本の紹介したいだけだったのにがっつり5000文字書きまくってしまった...(持病)

というわけで、この本オススメです。ぜひどうぞ。

 

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チ。―地球の運動について―

今日は最近読んでる漫画の話。

チ。―地球の運動について―

最近この漫画を読んでます。『チ。―地球の運動について―』という変わったタイトル。

端的に言えば天動説が当たり前の時代に、地動説を主張した人たちの物語です。

 

こちらの漫画、現在単行本で6巻まで出ていて、昨年のマンガ大賞2021でも2位にランクインするなど、名前は見たことあるなぁ、くらいで認識はしていました。

ちなみにマンガ大賞2021の1位は葬送のフリーレンでしたが、これはこれでコンセプトとか登場人物の雰囲気がとても好きでした。普通にオススメできる漫画です。

そんな風に、知ってはいたものの読んでいなかった漫画を改めて読み始めたらとても面白かったというお話。

 

地動説の話

学校で歴史を習う中で、しれっと触れられていると思いますが、人類の歴史の中で

地球が太陽の周りを回っている(動いている)

という認識が定着したのは実はとても最近のことです。

人類の目から見てみれば、毎日東から西に太陽が動いていくわけなので、そりゃあ太陽が動いていると思うのが当然っちゃ当然の話でしょう。
そうした当たり前の感覚に加え、キリスト教的な「神が完全な世界を作った」という認識が加わり、「地球が宇宙の中心にあり、その他の星々が動いている」という天動説が長らく自然な解釈とされていました。

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引用:天動説(Wikipedia) より

それ故に、その天動説が宗教的意味を持つとされ、それを根底から覆す地動説は当時かなりの反発を受けたというのがこの物語のキーコンセプトになっています。

その反発の形としてはいわゆる「異端者」という扱いで、魔女裁判なんかと同様に、悪魔に取りつかれた邪悪な考えだとして、そういう疑念を持つことすら許されないという世界観が描かれています。

とはいえ現実はそこまで厳しくもなかったらしい

漫画の中では、そういった異端の扱いを受ける主人公たちを描いていますが、現実にはそこまで過激な扱いを受けなかったとされています。

地動説について言及する際に、必ずといっていいほど、地動説がキリスト教の宗教家によって迫害されたという主張がされる。
ローレンス・M・プリンチペは、「科学者」と「宗教家」の勇壮な戦いという19世紀後半に考案され普及した闘争モデルは、現在(2011年)においては、科学史家は皆否定していると述べている。

実際に、漫画の中にキリスト教が出てくるわけではなくて、あくまで架空の「C教」なる宗教が出るに留まりますし、現実の扱いとは一線を画す物語になっているようです。
レビューなんかを見ていると、「作り話なのか実話なのか釈然とせず、読んでて気持ち悪い」という感想があったりしますが、実話に着想を得ただけの作り話、でいいんだろうなと思っています。

〇〇な人たちの話

あくまで地動説を扱っているのはコンセプトレベルの話で、基本的には作り話だと捉えてよいと思いますが、この物語を「〇〇な人たちの話」と捉えたとき、どんな風に思えるのかというと、

  • 常識を疑う人たちの話
  • 真理を求める人たちの話
  • 自ら考える人たちの話

のような、そんな切り口なんではないかと思います。話が真実かどうかではなく、この漫画のこうした描き方がとても気に入りました。

常識を疑う人たちの話

一番分かりやすいのはこのあたりですが、C教の世界観で当たり前だとされていた天動説の当たり前に疑問を持ち、それを疑った人たちという捉え方です。

改めてこの漫画を読んで難しいなと思ったのが、「常識」というものの位置づけです。

現実の世界でも一般常識だとされることは多くありますが、それが真実であるとその都度検証するのはかなり難しいものです。一方で、そのコミュニティで円滑に生きていくためにはそれを疑いなく当然のことと思ったほうが都合がよく、人が人と協力して生きていくためには常識は必要不可欠なものだと思うと、この「常識を疑う」という行為の難しさが改めてわかります。

常識によってそれ共有する人との間で「話が通じやすくなる」効果があるわけですから、これは端的に言って、「話の通じない人」になることを辞さない人の生き方です。

真理を求める人たちの話

そのように、常識を疑うことはある意味、非社会的な側面も持ったりしますが、主人公たちを動かす原動力の1つになっているのが「真理を掴みたい」という欲求です。

これは何も主人公だけの話ではなくて、天動説を信じるC教の人間ですら「そうはいっても天動説では説明できない星の動きがある」という問題に対して、「真に正しい天動説モデルがあるはずだ」と信じて生涯を捧げる人たちの姿も出てきます。
天動説が正しい前提において真理の追究を行う点はさておき、真理を求めるという点では、対立する勢力においても共通点があるのが面白いところです。

自ら考える人たちの話

地動説に対する反発を受ける中で、C教の人間たちから「信じていれば天国へ行けるのに」といった疑問が投げかけられることがあります。
C教における常識があり、その常識の中で生きていけば不自由することなく、天国へ行けるのに、どうしてわざわざ異端への道に走るのか、と。

そこに対する主人公たちの考えはそれぞれではありますが、一貫しているのは皆それぞれが自らの生き方を考えているということだと思います。

天国があるならあるで構わないが、仮になかったとしてそれに納得できる生き方ができているのか、「でもそんなの死んでみるまでわからない」という人がいて、それに納得できるのか?など、そういうことの連続で自分の生き方を考え、問い続けていく人たちの物語であり、これもまた魅力的な点でした。

自分にとっての天動説はあるか?

別にそんな重大な気持ちで生きる必要があるかと言われるとそれはそれで微妙ですが、自分にとっての天動説ってなんだろうなと少し思いました。

天動説と地動説の対立は自然科学の認識にまつわるものであり、特に宗教的な公式見解を有するものでした。こうしたもので自分が取り入れているものはなんだろうと思うとなかなか難しいですが、別に宗教的な後押しがあるかどうかはなんでもよく、「自分が都合よく受け入れている常識」が何か、ということが少し気になりました。

先にも触れたように、「常識」は便利なものです。それを受け入れることに悩みはなく、それを受け入れることで余計な悩みを持たずに済む魔法のアイテムと言えます。

ただそれは時に麻薬のようなもので、その常識でもって色々なことを放棄している、みたいな効果を持つこともあります。
(この路線でいくとすぐ陰謀論に巻かれてしまいそうな気がしますが...)

なので自分が日々当たり前に生きている生活の中で、暗に諦めてしまっているものがないかとか、そういった「自分の生活に組み込まれてしまった常識を疑う」みたいなことには少し注意してみたいような、そんな気持ちになりました。

 

まぁ、色々書きましたが、含蓄の深いとてもいい話だなと、そんな風に思っています。自然科学とか、歴史ものが好きな人には特にオススメできます。

この調子でいっていつ完結するのか、どう着地するのかとハラハラしますが、繰り広げられるドラマがとても面白いですね。

 

参考記事

この「チ。―地球の運動について―」を取り上げた記事はちょいちょい見つかるので、こちらも参考にどうぞ。

それにしても、葬送のフリーレンに続いてマンガ大賞あなどれませんね。現在進行形でマンガ大賞2022の審査が続いていますが、今年も結果が楽しみです。(チ。については二次ノミネートにまだ残っているようです)

 

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迫りくる電子図書館サービス

ふと思い立って調べてみたら思ったよりすごかった。

図書館っていいな

ネットサーフィンをしていて、こんなまとめを見つけました。

うーん、そうだなぁ。

Kindle Unlimitedを契約してたり、好きな本を都度都度買ったりしているものの、「本を読む」ことがどこかで身近にあったから、自分の行いとして定着しているところはあるので、そういう入り口としては大事だなと改めて思わされた。

 

僕の実家のあるところ、それなりに大きな図書館があったところで、できた当初は本好きの母親が興奮してたのをよく覚えてます。
当時は自分で進んで活字の本とかを読むタイプではなかったのでその興奮はわからなかったですが、今思うと図書館ってすごいなと、そんな風に思えます。

じゃあ大人になった今住んでいるところはどうかというと、それはもう大都会東京なわけですからそれなりに大きな区立図書館があります。そして当然区民であれば使える。

ただ、コロナになって外出が億劫になったこともあり、なんだかんだこれまで使ったことがなくてやや惜しい感じがしています。

 

電子図書館になったらいいな

そんな中で、ふと思ったのが電子図書館の話。

Kindle Unlimitedみたいな要領で、図書館サービスを電子化すること、そして貸出冊数を限定すること自体はさほど難しいことではないような気がしますよね。

そして実際に、いつぞやのニュースで千代田区が図書館サービスを電子化していることも知っていたので、自分の自治体もそうなってないかなと、そういう期待をもったわけです。

とはいえ、技術的に可能だとはいってもそれなりのIT投資だってことになるので、やはり財源リッチ千代田区あたりしかできないのか...?(チラッ

とか思いながら、自分の居住区を調べてみたら...ありました

思ったよりいっぱいあるな?

へーーー、すごいなー。と感心してたんですが、「あれ、意外ともう一般的なサービスになりつつあるのか?」と思って、浸透状況をちょっとググってみました。

そうすると、

というページが見つかりました。これが網羅的かどうかは分かりませんが、結構載ってる。その数なんと277。すごい...。

 

この数を見てるとなんだかいろいろ分析したい気持ちになってしまいました(持病)

都道府県別導入数

「きっとお金のある千代田区くらいしか入れてないんだろう」という印象を持っていた電子図書館サービスですが、果たして全国にどれくらいあるのでしょうか。

都道府県別に集計して、それを地図にマッピングしてみました。最近のExcelは簡単にこんなことまでできて便利。

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都道府県別電子図書館サービス導入数(2021/12末)

まずはこれで印象が伝わるでしょうか。

まぁ確かに、東京を筆頭に、埼玉・愛知・大阪・兵庫・福岡あたりの大都市を擁する都道府県が並ぶので、ある程度人口と資金力がモノを言うのは間違いなさそうです。

あとは具体的なTop5を見てみましょう。

順位 都道府県 導入数
1位 東京都 22
2位 埼玉県 20
3位 大阪府 17
4位 兵庫県 15
5位 福岡県 15

という並びでした。10位北海道が11で、そこまでが10以上の導入になっています。

最下位は福井、鳥取、岡山、鹿児島で導入0でした。これからですね。

年別導入数

思った以上に導入があったわけですが、やはりコロナで各図書館がこぞって導入したのでは?と思ったので次は年別です。こちら。

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年別電子図書館サービス導入数(2007-2021)

うーん、露骨に増えてますね。予算なども考えれば一朝一夕で導入できるものではないにせよ、2021年の伸びは露骨にコロナ影響を受けてそうな気がします。

2007年に日本で初めて千代田区電子図書館サービスを導入(そんなに前から...感)し、そこから2019年までの10年強で95サービスが導入されています。(うち、6サービスは2022年までにサービス終了済み)

一方、2020年はそれまでの半分にあたる53導入、2021年に至っては129の導入があったようです。バブリーですね。

月別導入数(2020-2021年)

というわけでさらに踏み込んで、2020-2021年の月別導入数まで見てみます。

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月別電子図書館サービス導入数(2020-2021)

きれいに右肩上がり...というわけではなさそうですが、やはりこれまでにないスピードでガンガン導入が進んでいるようです。

予算化して導入して、と思うと最低1年くらいはかかりそうですから、コロナを機に考え始めたところは2022年にも引き続き入ってきそうな気がしますね。

それにしても、シェアの偏りがすごいな

あとは一覧を見てて思ったのは「電子図書館サービスの用いられる基盤サービスの偏り」でした。見たところTRC-DLっていうのと、LibrariEっていうサービスが多いようなのでちょっとカウントしてみます。

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電子図書館の基盤サービス

電子図書館サービスの提供にあたり、LibrariE&TRC-DLの組み合わせでパッケージングされているようで、この上位2サービスのシェアが圧倒的。

それぞれどんな会社やねんというところに興味がわきましたが、TRC-DLのほうは昔から図書館向けサービスを展開していた会社、LibrariEのほうはKADOKAWA紀伊國屋書店講談社で設立された会社のようでした。

おそらくコンテンツ目線でLibrariEが生まれて、それを抱えた図書館運営でTRC-DLを組み合わせてパッケージ化されているということでしょう。いずれももっともらしい出自で訴求力強そうですね。

 

使ってみるか...

自分のところの電子図書館サービスページを見てみると、まだまだコンテンツがイマイチだったんですが、やはり通常の図書館同様にコンテンツが増えていっているようなのでとりあえず使い始めてみようかなと思いました。

特に、絵本なんかはやはり充実しているようで(コロナ需要で優先?)、かえって真新しい感じがしました。

 

ただひとつ難点があるとすれば、利用登録のために身分証明を持って最寄りの図書館に出向かなければいけないところ...😇

たぶんもう少し待ってたらここもマイナンバーカードを使って在宅登録できるようになるんだろうけど、まぁ今の時点では行ったほうが早そうですね。観念していってきます。

 

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今週のお題「鬼」

とても久しぶりに投稿します、今週のお題

今週のお題「鬼」

今週のお題は「」のようです。なんか見たことありますね。

ちょうど1年くらい前にも今週のお題になっていたんですね。まぁ、季節モノなので仕方ない。

1年後にまたくると思ってなかったので、昨年は思いつく限りの鬼で攻めてしまいました。はてさて今年は何を書いたものか。

 

例のメロディ

でも大丈夫、この1年でちゃんと鬼のアップデートがありました。こちら。

そう、おにのパンツ。これ以上ない鬼の話題ですね。

 

この歌を知らない人は多分少ないでしょう。僕を含めてどこで聞いたかは知りませんが、なんとなく耳に残るメロディ、特徴的な意味不明な歌詞とあって、結構な知名度がある歌だと個人的には思っています。

で、そんな有名な歌がなんだというと、この歌のメロディを一部間違って覚えていたことにこの1年で気づいたんです。

問題の箇所

間違って覚えていたのは次のところ、

鬼のパンツは いいパンツ つよいぞ つよいぞ
トラの毛皮で できている つよいぞ つよいぞ
5年はいても やぶれない つよいぞ つよいぞ

の3回目のメロディにあたる部分です。

1回目と2回目は繰り返しで、それぞれ音でいうと

鬼のパンツは いいパンツ つよいぞ つよいぞ
(ソドードシシソソ ラーラミーミー ミレードドー ミレードドー)

トラの毛皮で できている つよいぞ つよいぞ
(ソドードシシソソ ラーラミーミー ミレードドー ミレードドー)

になります。

それに対して3回目は少し変えて、

5年はいても やぶれない つよいぞ つよいぞ
(ミミーファーファミーミ ファーファミーミー シシーシシー シシーシシー)

となっています。

が、ここのメロディを1回目2回目と同じに覚えていたのです!あぁ、なんてこと!

確かに歌詞の感じは同じなので全然通ってしまうわけですが、ビビりました。

なんで気づいたの?

さてそんな重大な過ちにどうして30年以上も生きてきた今気づいたのか、それは...

 

忘れました😇

 

何かのタイミングで上に挙げたYouTubeの動画を見て、「あれ、これメロディ違うじゃん(←間違って覚えてるやつの愚かな感想)」って思ったのがきっかけです。

発覚の顛末自体は明快ですが、なぜそもそもこの動画を見たのか...30過ぎたおじさんが...。こわいですねぇ...。

 

割とびっくりした

Twitterなんかでたまに「ちょっと待って!〇年間ずっと勘違いしてたんだけど!」みたいな話題が流れてくることがありますが、まさか自分にも潜んでいたとは...。

皆さんも、ずっと勘違いしていた何かとかあるでしょうか?

それではまた来年の鬼でお会いしましょう。

 

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