Wikipedia文学を読む
ふと読みたくなったのでいくつか読み返してました。
Wikipedia文学とは
ネットでもたまに話題になりますが、Wikipedia記事の中でも読み応えのある、優れた記事のことをWikipedia文学と言ったりします。
最近まさに話題になったのがこちらで、Xでも「Wikipedia文学」という呼称が見受けられます。
当然Wikipedia公式として「Wikipedia文学」なる呼称があるわけではありませんが、類似する概念として「秀逸な記事」「良質な記事」という区分があります。
いずれも内容そのものの良し悪しを評価しているわけではなく、トピックに対する記載の充実度や正確性・中立性などの観点から、百科事典の記事として秀逸/良質であるという考えで評価を行っています。
現在、ウィキペディア日本語版全体で 1,389,164 本の記事があり、そのうち 99 本の記事 (0.007%) が秀逸な記事に選ばれています。
現在、ウィキペディア日本語版全体で 1,389,107 本の記事があり、そのうち 1986 本の記事 (0.14%) が良質な記事に選ばれています。
これらは非常に狭き門をくぐり抜けた記事であり、それゆえにWikipedia文学とも呼ばれる読みごたえを持ったものが多くあります。
なお、記事リンクは読みやすさの観点でWikiwand経由にしています。
トムラウシ山遭難事故
まずは前述のTogetterまとめで紹介されていたこちらから。
2009年に発生した北海道のトムラウシ山における遭難事故です。北海道であることを差し引いても、夏場の遭難事故で低体温症の死者が続出するというのはなかなかの衝撃だったのではと思います。
Togetterでも触れられている通り、悪天候の中で登山・下山を強行する中でパーティが分散していく様子や、次第に弱っていく様子は事実は小説よりも奇なりを体現するような、読みごたえあるものでした。
八甲田山雪中行軍遭難事件
トムラウシ山も遭難事故ですが、遭難事故といえばこちらが思い浮かびます。
日露戦争を控えた1902年に雪中行軍の訓練として行った八甲田山の行軍において、210名中199名が亡くなるという世界でも類を見ないレベルの遭難事故です。
僅かながら生還した方々の証言をもとに、事故の経緯がある程度明らかになっていますが極度の低体温症により極寒の中脱衣してしまう、いわゆる矛盾脱衣も発生しており、壮絶な状況であったことがわかります。
三毛別羆事件
おそらくWikipedia文学として最も有名なものがこちら。
大正時代に起きた、日本最悪の熊害とも言われる北海道で7名の死者を出した事件。
事の顛末自体はシンプルではありますが、○月○日の形式で徐々に紡がれる時系列の記載と、それぞれの緊迫した状況が相まって恐ろしい読み物に仕上がっています。
おそらく熊害としてはこちらが最も有名ですが、福岡大学ワンゲル部のこちらも有名です。
地方病(日本住血吸虫症)
三毛別羆事件と並んでWikipedia文学として有名であり、冒頭で紹介した秀逸な記事でもあるのがこちら。
山梨県でかつて存在した感染症で、医学的な調査・研究がはじまって100年以上かけて撲滅された顛末がまとまっています。
最終的には1978年に最後の感染報告があり、その後様々な観測結果を踏まえて1996年に終息宣言がなされたことを考えると、まだまだ最近のことであることが伺えます。
八丈小島のマレー糸状虫症
これも似た内容で、同じく秀逸な記事に認定されています。
こちらも100年近い調査や研究が展開されていますが、原因の究明がなされた後、最終的に高度経済成長による島の人口減少などを踏まえ、島自体から集団離島する形で終結しています。
こういうものを読むと、「謎の病」を恐れることなく生きていられるというのは非常にありがたい時代なんだなと痛感します。
Wikipedia文学≠秀逸な記事
ちなみに、今回挙げた「八甲田山雪中行軍遭難事件」「三毛別羆事件」「地方病(日本住血吸虫症)」は代表的なWikipedia文学として有名ですが、このうち秀逸な記事になっているのは地方病のみとなっています。
Wikipediaが認定する秀逸な記事の大まかな要件としては、
1. 高い完成度で文章や構成がよくまとめられている。(可能なら)図や画像や表なども使われ、説明を補助している。
2. 詳しくない読者にもその主題について理解できるように、わかりやすく書かれている。ただし、高度に専門的な主題を扱ったものであれば、関連記事を読んで理解していることを前提にするのは問題ない。
3. 必ず説明されるべき点から主な関連事項までが含まれ、内容が充実している。ただし、どこまでを含むかは他の記事との連携・分担関係にもよる。
4. 専門的な資料から関連資料に至るまで、主題についてよく調査されている。
5. 観点の中立性が保たれている。
6. 必要な出典が記事全体を通して十分に挙げられており、個々の記述の根拠が脚注や本文中で明らかにされている。特に、肯定的・否定的・主観的な表現については出典が付けられていることが望ましい。
7. 以上の点が全て満たされている。
とされていて、「読みごたえ」それ自体は秀逸さに何の影響も与えていないことがわかります。特に三毛別羆事件に関しては全体的にとある書籍の引用に近い状態であるとも言われており、出典の十分性に難がある状態となっています。
一方で、そうした秀逸でも良質でもない記事にも読みごたえのあるものが多くあるであろうことを考えると、まだまだ探しがいがあるものとも思いました。
まとめ
秀逸な記事は全体で100本くらいなのである程度読めてしまいますが、良質な記事の方は2000本くらいあるのでなかなか読み切れていません。
これからも気づいたときに読み漁っていきますが、ぜひそういうオススメがあったら教えてください。
お読みいただきありがとうございました!
応援クリックよろしくおねがいします!
家電・ガジェット誌ナナメ読み 26号(2023年09月)
あっという間に10月でもうすぐ2023年が終わろうとしていることに震えるばかりです。
家電批評 2023年10月号
さて今月も家電批評から。
印象に残ったアイテム① - 超小型PC
一昔前にNUCとしてブームになったミニPCですが、最近IntelのN100っていうCPUがコスパに優れるということで割とよく名前を聞くようになりました。
こちらはややグレードが下のN95搭載ですが、それでも第10世代Core i5くらいの性能があるらしいので、ネットサーフィンできればいいや~くらいの用途ならこれで十分でしょう。
実売3万以下なのでOS入ってないだろうと思っていたんですが、これでOS入ってるんですね。意味なくほしくなる。
印象に残ったアイテム② - Blutoothスピーカー/マイク
製品レビューとしてはイマイチ評価ではありましたが面かったので紹介。
製品としてはBlutoothスピーカーとマイクですが、音源のボーカルカット機能があるのでカラオケとしても利用できるという触れ込み。
実際にはボーカルカット機能がイマイチでなんとも歌いにくいということらしいですが、ちょっと使ってみたい気もします。
商品名が「よいどれスピーカー」なので酒に酔ってたら細かいところは別にいいでしょ的なところがあるんでしょうか笑
印象に残ったアイテム③ - 電源タップ
最近こういうマルチな電源タップが色々リリースされていますが、Ankerの悪ふざけともいうべき10 in 1の電源タップ。
ACを6個口持ってる時点で大げさですが、60W出力可能なType-Cケーブルが内蔵されているので、ノートPCの充電なんかが楽に行えるのがポイント。
約9000円というお値段をどう思うかですが、これ1つで卓上をきれいにまとめられるならアリか...?というところですかね。
ある程度まとめたいだけならこういう類似品がいくらでも見つかるので、やはりこれはAnker信者向けアイテムなのかもしれません。
一言コメント
家電批評ですがあまり家電らしさがありませんでした。
カラオケのあれ使ってみたいですが、防音の都合で結局カラオケに行くことになり本末転倒なアレを感じます。
MONOQLO 2023年11月号
姉妹誌のMONOQLOですが、住み分けのこともあり真面目そうに見えますよね。
印象に残ったアイテム① - プッシュスライダー
まずプッシュスライダーってなんやねんというところですが、どうもハンドスピナーみたいに手遊びするアイテムのようです。磁石の板をカチャカチャスライドさせる的な使い方らしいです。
この手のおもちゃは色々あるようで、調べてるとこれいいじゃんと思ったものの、お値段がなかなかだったので悩ましい気持ちになりました。
印象に残ったアイテム② - USB充電器
なにこれかわいいじゃん(スペックの割に高いけど)
印象に残ったアイテム③ - NFCチップ
急に怪しい製品が出てきましたが、NFCチップに自分の連絡先などを書き込んでおき、それを相手のスマホに読み取らせることで連絡先共有に代える、ということのようです。
これを使ってる女子がいるなら確かに好きになるかもしれない...。1個3850円とのことですが、感覚的には安いなと思いました。
一言コメント
確かに仕事っぽいアイテムが並んでました。
GetNavi 2023年11月号
今月最後はGetNaviです。
印象に残ったアイテム① - リュック
一見何の変哲もないリュックですが、特殊な素材でできているために水にしっかり浮くそうです。なので万が一水に落ちてもこのリュックに捕まっていれば浮いていられる!...という商品。
これを背負って水没するシチュエーションってどんなものなんでしょうね。
印象に残ったアイテム② - ポータブルウォッシャー
8Lの水が入るポータブルウォッシャー。バッテリー内蔵で最大24分使えるそうな。
シャワーヘッドからの水流もストレート/シャワー/ミストに切り替えられるようなので、屋外での洗い物や水やりなんかに使えそうな気がしました。
ただ内蔵バッテリーが2000mAhらしく、もう少し搭載してもよかったのでは...と思いましたが、8Lを3-4分ほどで使い切るようなので、そちらがネックになっているようでした。
給電はType-Cのようなのでモバイルソーラーパネルと組み合わせたら結構使えそう?
印象に残ったアイテム③ - ウイスキー
なんか広告欄にこんなのがありました。シーバスリーガルは普通に好きなので飲んでみたい。(そして思ったほど高くない)
一言コメント
色々見てきて一番欲しいと思ったのはウイスキーでした。
先月買ったアイテムレビュー
では最後にアイテムレビューです。
★★★★☆ クリーニングクロス
先月号で紹介したクリーニングクロスですが、早速買って使ってみてました。
MONOQLO誌面でも好評されていた通り、確かにいい感じに綺麗になります。値段もお手頃なのでいいじゃん、って気持ちなんですが、逆にちょっとでかすぎるのでもう少しコンパクトなやつが欲しいなという気持ちで★4です。
まとめ
先月は正直特にこれといった買い物はしなかったんですが、来週末によくわからないプライム感謝祭なるAmazonセールがあるので少し楽しみにしています。
お読みいただきありがとうございました!
応援クリックよろしくおねがいします!
ステマ規制って結局なんぞや
10月1日施行ということで色々耳にするようになった「ステマ規制」。
なんとなく内容はわかったものの、良しとされている対応があまりしっくりきていないので真面目に調べることにしました。
ステマ規制とは(雑な理解)
まずは最初に、Xなんかで流れてきたステマ規制の内容および対応策について思い出してみます。
- 内容
- 対応策(具体例)
- SNSで商品リンクを貼るときは #ad や #広告 タグを明記しないといけない
- ブログ記事にアフィリンクが含まれる場合は広告である旨明記しないといけない
- ...
大体こんなところでしょうか。まあ主旨はわかります。
では対応しましょうか
このブログではGoogle AdSenseの広告を貼っていたり、Amazonアソシエイトのアフィリンクがあるので対応しなきゃいけないような気がします。
具体的にどんな対応をすべきなのかググってみましょう。
とまぁ、こんな感じで「ファーストビューに広告である旨が表示されるようにしなさい」という風に書かれています。
歴戦のアフィリエイターだと過去記事への遡及対応が大変でしょうから、全記事一括での対応を書いている方も多いですね。
実際、メジャーなWordPressテーマにおいてはステマ規制を念頭に置いた表示オプションをアップデートで導入しているところが見受けられます。
こちらの記事では「AFFINGER6」「SWELL」「STORK19」「Cocoon」がテーマとして対応してる旨を紹介しており、僕もWordPressで運用しているブログはSTORK19なのでやったぜと思っていました。
とまあ、こういう記事を見てとりあえずということもあり、一旦ブログデザインで全記事一律で広告表記が入るようにしてみました。
しかし意味がよくわからない
ここまでで一応よしとされる対応をとったのでめでたしめでたしでもいいのかもしれませんが、「内容によらずとにかく一律で対応しとけばよい」っていうのがなんとも気持ち悪く感じました。
主旨とか景品表示法の考え方からすれば優良誤認のあたりが概念として対象になるはずで、「この記事には広告が含まれます」の文言を内容によらず一律挿入することが、優良誤認の防止に繋がるのかと言われるとうーんと思うわけです。
むしろ、まさに広告であるものに対してピンポイントでそういう表示をしないと、かえってステマが炙り出されないのでは?って気がします。
というわけなので私は根拠法を求めてアマゾンの奥地へ旅立つことしました。
一次ソースを参照しよう
便利なものでインターネットの世界でアマゾンの奥地はすぐに見つかります。
(OGPガタガタで文字化けしてるけど気にしないことにしよう...)
早速よく読んでみましょう。
主旨っぽいもの
消費者は、企業による広告・宣伝であれば、ある程度の誇張・誇大が含まれているものと考えており、そのことを含めて商品・サービスを選んでいます。
一方で、広告・宣伝であることが分からないと、企業ではない第三者の感想であると誤って認識してしまい、その表示の内容をそのまま受けとってしまい、消費者が自主的かつ合理的に商品・サービスを選ぶことが出来なくなるかもしれません。
なるほど。ここを読む限りステマを危惧してる感がある。
規制の対象っぽいもの
景品表示法で規制されるのは、広告であって、一般消費者が広告であることを分からないものです。
※広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれます。
※インターネット上の表示(SNS投稿、レビュー投稿など)だけでなく、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌等の表示についても対象です。個人の感想等の広告でないものや、テレビCM等の広告であることが分かるものは対象外です。
「広告であって、一般消費者が広告であることと分からないもの」
「広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれます」
うーん、難解になってきましたね。
規制の対象者とは
規制の対象となるのは、商品・サービスを供給する事業者(広告主)です。
企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはなりません。
うーん?つまりインフルエンサー含めたブロガーとかは気にしなくていいのか?
ステマ規制とは(正確な理解)
結局先ほどのページの情報量はちょっと少なすぎて考え方がいまひとつピンときませんが、リンクになっている
を熟読するのが一番正しく理解できそうです。
第1 「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の規制趣旨
PDFを参照すると真っ先に主旨が出てきます。とても大事。
一般消費者は、事業者の表示であると認識すれば、表示内容に、ある程度の誇張・誇大が含まれることはあり得ると考え、商品選択の上でそのことを考慮に入れる一方、
(略)
そのため、告示は、一般消費者に事業者の表示ではないと誤認される、又は誤認されるおそれがある表示を、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがある不当な表示として規制するものである。事業者は、自らが供給する商品又は役務についての表示を行うに当たっては、一般消費者に、事業者の表示であるにもかかわらず、第三者による表示であるかのような誤認を与えないようにする必要がある。
まさにステマの規制ですね。
第2 告示の「事業者が自己の供給する商品又は役務の取引について行う表示」についての考え方
で、具体的に規制すべしとされている表示の考え方がこれです。
告示の対象となるのは、外形上第三者の表示のように見えるものが事業者の表示に該当することが前提となる。
景品表示法は、第5条において、事業者の表示の内容について、一般消費者に誤認を与える表示を不当表示として規制するものであるところ、外形上第三者の表示のように見えるものが、事業者の表示に該当するとされるのは、事業者が表示内容の決定に関与したと認められる、つまり、客観的な状況に基づき、第三者の自主的な意思による表示内容と認められない場合である。
対象物(ここでいう "商品又は役務" )の紹介にあたり、内容の指定があったものが対象というわけですね。
このあと、この第2の節を読み進めていくとより具体的なケース分類として、
が説明されています。特に後者がいわゆるアフィリエイターによる紹介のケースで、考え方がかなり細かく書かれています。
第3 告示の「一般消費者が当該表示であることを判別することが困難である」についての考え方
あとは規制の対象となる広告であった場合に、誤認させかねないとされるダメな表示の仕方(&裏返しとしての良い表示の仕方)が説明されています。結構詳しく書いてあるので割愛しますが、
ウ 動画において事業者の表示である旨の表示を行う際に、一般消費者が認識できないほど短い時間において当該事業者の表示であることを示す場合(長時間の動画においては、例えば、冒頭以外(動画の中間、末尾)にのみ同表示をするなど、一般消費者が認識しにくい箇所のみに表示を行う場合も含む。)。
ク 事業者の表示であることを他の情報に紛れ込ませる場合(例えば、SNSの投稿において、大量のハッシュタグ(SNSにおいて特定の話題を示すための記号をいう。「#」が用いられる。)を付した文章の記載の中に当該事業者の表示である旨の表示を埋もれさせる場合)。
なんてのはなかなか踏み込んでていいですね。
つまり結局どう対応したらいいの?
ここまで読んでステマ規制の意味するところはざっくり言って、
- 対象(商品又は役務)の紹介内容に、対象の提供者からの指示があった場合に広告である旨の明記が必要
であると理解しました。
なので、例えばこのブログであれば僕が自由意思に基づいて好き勝手商品レビューなんかをしているだけなので、ステマ規制の対象にならず、少なくともブログ全体で一律的に広告が含まれる旨を表示する必要はなさそうです。
改めてこういう理解で調べなおしてみると、
というような法律系のページでは主旨の通りに解説していることがわかります。
まぁ確かに、こういう文章に慣れてない人からすれば「結局なんやねん!」って思うところもあるでしょうから、「これだけやってればOK!」っていうページ記載が好まれるんでしょうね...。
おわりに
というわけで、一旦一律的に対応はしてしまいましたが、主旨や制度運用をちゃんと読んでみるとこのブログでやってることは規制の対象にあたらないと理解できました。
むしろ、WordPress界隈なりで「とにかく全部に広告の表記入れるべし!」みたいなのを言い出したのはいったい誰なのか...。
もちろん安全なほうに倒すのは悪いことではないと思いますが、「事業者から内容の指定がある場合」みたいな大事なファクターを落としているので、浮き上がらせるべきステマ広告を含めた全広告が同じラベルのもとに沈むわけで、結構本末転倒な流れになっているなーと思いつつ、自分のブログからは一律な表示を外すことにします。
お読みいただきありがとうございました!
応援クリックよろしくおねがいします!
家電・ガジェット誌ナナメ読み 25号(2023年08月)
めでたく3年目に入りました。
何であってもとりあえず丸3年続けたら何かになると思っていますが果たしてどうなることでしょう。
家電批評 2023年09月号
毎日助かる家電、私の好きな言葉です。
印象に残ったアイテム① - 炊飯器
今号の特集「毎日助かる家電」の中で紹介されていた1人用炊飯器です。
炊飯器としてはなんだか細長いフォルムですが、右下の円筒がおひつになっていて、ここで2合分ごはんが炊けるという炊飯器です。
他の部分は一体何なんだというと、おひつの上部が2kgまで入る米タンク、背面が600mlまで入る水タンクになっているとのことで、米や水を軽量する手間が省けるという便利家電ですね。
短所としての特徴としては食べきりを想定しているためか保温機能がなかったり、自動化の都合で無洗米専用、炊き込み不可の特化家電となっています。
印象に残ったアイテム② - ライトスタンド
これをライトスタンドと言っていいものかはさておき、突っ張り棒からE26の口が生えているようなライトスタンド。190-260cmまで対応。
上部にE26のライトアームがあり、オプションでフックとミニトレーがあって小物を少し置けたりできるというもの。
多機能ライトフリークとしては気になる逸品。
印象に残ったアイテム③ - ホームベーカリー
アイリスオーヤマのホームベーカリー。ホームベーカリーといえばほとんどパナソニック一強かと思っていましたが、今号によればパナソニックと並んで1位の評価だったそう。
個人的には天窓から発酵や焼き上がりの様子が見えるのが楽しそうでちょっとほしい。
一言コメント
最近ホームベーカリーでちょこちょこパン焼いてますが、生クリーム使ったりするちゃんとした食パンレシピを使うと「それだけで美味しい」食パンが気軽に焼けて楽しいです。
MONOQLO 2023年10月号
そういえばMONOQLOってどういう雑誌名なんだろと思って調べてみたら「モノの玄人」って意味なんですね。商品の良し悪しに白黒つけるみたいな意味かと思ったら全然違った。
印象に残ったアイテム① - 防犯カメラ電球
世にも不思議な多機能ライトの新作を発見しました。
E26電球として防犯カメラになるほか、アプリからの操作で360度の回転操作などもできるらしい。
メーカーが怪しいのでどうしたものかという感じですが、多機能ライトフリークとしては見逃せない一品(2回目)
印象に残ったアイテム② - クリーニングクロス
よくわからないがとてもキレイになるらしいクリーニングクロス。買ってみよう。
印象に残ったアイテム③ - 防災リュック
都市部に住んでいてどれほど必要なのかと悩ましい防災リュック。見ていると1万円超えるような高級品もありつつ、そういうのは大体水や食料品まで丸ごと入っているタイプなのでこういうセットをベースに色々入れ替えていくのがよさそう。
実際のセットを組む場合には、具体的にどこに避難することになるのかとか、自治体でどういう備えをして、何が提供されるのかを知っておくとよいので、気づいたときに防災マップを見るようにしていきたい。
一言コメント
防犯カメラ電球気になるけど真面目に考えてつけるべきところがない。
DIME 2023年10.5月号
ベストバイといえば家電批評やMONOQLOでよく聞く言葉ですがDIMEも使うんですね。
印象に残ったアイテム① - ドラム式洗濯乾燥機
パナソニックの最新式ドラム式洗濯乾燥機。最近は洗剤・柔軟剤の自動投入が流行りですが、こちらはさらにおしゃれ着用の柔軟剤タンクまで備えてさらに手間を削減。
確かに使いだすと便利だなと感じるものの、どこまで金をかけるかというチキンレースのような印象のある最近のドラム式最前線。
最前線という意味ではついに乾燥フィルターをなくしてしまった日立が一馬身リードか。
日立から感想フィルターなくなったがSTX120っていうモデルからですが、ウチがSTX110の世代で買い替えてしまったので正直涙が出るほど悔しいです。
印象に残ったアイテム② - チューナーレステレビ
ASTEXというなんだか聞きなれないメーカーですが、比較機の中では最も画質が高評価だったそうな。YouTube等の内蔵アプリの起動も早く、使い勝手もよさそう。
これで4万円を切る価格というので恐れ入ります。
印象に残ったアイテム③ - グミ・チョコメーカー
グミを家で作るという発想がなかったですが、なんだか手軽に作れるならちょっとだけやってみたい。
(ただ結局は買った方が楽だしおいしいよねというオチで数回しか使わなさそう)
一言コメント
チューナーレステレビに限らず、ディスプレイというものがほんとに安くなりましたね。自分が今高校生くらいだったらと思うと、ずっとこういうやつで映画みてそう。
先月買ったアイテムレビュー
今回は日用品レビューです。
★★☆☆☆ お風呂洗剤
なんだか楽しそうだなと思って買ってみたくるくるバブルーン。
使ってみたらほんとにノズルが回転して、バスタブ壁面に泡がついていったので使っててなかなか楽しかったです。
とはいえ本分としては洗剤なので、実際使ってみてどうだったかというと、まず1点目に洗浄力のためか泡切れが悪く、バスタブないに付着させた泡を洗い流すのが一苦労だったのが盲点でした。シャワーをあれやこれやとかけてるだけではありますが、なかなかだるかったです。
もう1点としては2回ちょっとで1缶を使い切るというコスパの悪さが気になりました。個人的に缶/スプレーのゴミが嫌いなので遠慮したい。
というわけで、楽しいし実際綺麗になると思うんだけど、そんなに掃除全体として楽じゃなかったこととコスパがいいわけでもなさそうだったので今一つな印象でした。
★★★★☆ 洗濯消臭剤
愛用しているレノアシリーズの新製品だったので買ってみたアイテム。
柔軟剤のポジションで入れるタイプで実際に何度か使ってみましたが、微香と謳っている通り割とスッキリした使用感で好感がもてます。
がっつり臭いが気になる洗濯物を洗ってないので実際のポテンシャルは未知数です。
まとめ
色々ほしいのは山々ですが、特化家電はいかんせんスペースをとるのでなかなか手が出せないのがつらいところですね。それではまた来月。
お読みいただきありがとうございました!
応援クリックよろしくおねがいします!
家電・ガジェット誌ナナメ読み 24号(2023年07月)
第24号ということでおもむろに続けた企画が丸2年続きました。(途中更新滞ってましたが...)
とりあえず3年は続けようと思ってやってますので引き続きどうぞよろしくお願いします。
家電批評 2023年08月号
辛口格付けとありつつ、家電批評はそもそも取り上げる製品のスクリーニングがちゃんとしてるのでそこまで辛口のものは出なさそう。
印象に残ったアイテム① - ホットプレート
側面に潜ませている吸煙ファンで煙が出にくいホットプレート。今回はドンキ商品との比較でこちらがオススメされていましたが、過去のナナメ読みでは山善のものが挙がっていたのでこちらと比べるとどうなのか気になります。
値段は1.8倍くらい違うのでやっぱり山善のほうがいいのかな。あとたこ焼きプレートまでついてるからこっちがお得そう!(安直)
印象に残ったアイテム② - ハンディファン
そろそろ夏も終わりが見えてきていますがハンディファンです。
ファンの機能としては大したことないですが、本体に内蔵されている3000mAhのバッテリーをモバイルバッテリーとしても使えるのがポイント。
まぁ、最近だと3000mAhなんてないに等しいレベルかもしれませんが、気休め程度にはなるかもしれません。
印象に残ったアイテム③ - スマホ冷却パッド
最近外でスマホ使ってると熱警告がよく出ます。(爆熱端末の悲しみ)
ハンディファンが流行ってるのは以前からですが、今年はこういったPCM素材を使った常温で凍ってるネッククーラーが流行りましたね。あれ使ったことないですが、この冷却パッドも同じ原理なのでちょっと使ってみようかと思います。
一言コメント
ホットプレートで焼肉の画像見てたらお腹が減りました。
GoodsPress 2023年08・09月合併号
安くて良いモノ、私の好きな言葉です。
印象に残ったアイテム① - 電源タップ
タップに対してワットチェッカーが内蔵されている電源タップ。なかなか面白い。
欲を言えばタップ全体だけでなく口ごとにチェックできたり、積算表示できるとよかったな。改良版に期待。
印象に残ったアイテム② - カセットコンロ
ガスボンベで広く使えるホットプレート的なもの。なんでもキャンプの救世主らしい。
野外クッキングをとにかく手軽にしたい場合、燃料がカセットガスというのは最大の魅力。火起こしも電源の確保も必要ないため、季節も場所も選ばず使える快適さと言ったら! 夏に汗だくになりながら火をおこす作業からも、これで開放されました。
というわけで、炭火至上主義の人でなければ便利すぎサイコーってことらしいです。
ちなみに、「焼き上手さん」で調べると、この焼き上手さんαのほかに、焼き上手さんβ/βプラスっていう商品もヒットします。
見た感じ同じ商品に見えるほどですが、2014年発売の焼き上手さんαに対し、2022年にマイナーアップデートされたのが焼き上手さんβ/βプラスのようです。フッ素コーティングなどかながら改善されてるところもあるようですが、基本的に仕様に違いはないので約1万円で済むαを選んでおいて特に問題はなさそうです。
印象に残ったアイテム③ - 具入りめんつゆ
キッコーマンの具入りめんつゆ的なアイテム。1袋2人前で1人前100円ちょっとというところ。大体がめんつゆだと言われると高いかもしれないものの、色々味があって楽しそう。この中だとねぎ塩レモンうどんを食べてみたい。
一言コメント
やっぱり腹が減りました。(虫の息)
GetNavi 2023年9月・10月号
なにが一体NEXTになるのでしょうか。半年後くらいにここで書いたことの採点してほしい。
印象に残ったアイテム① - スマート電球
光ってるところが見えるフィラメント型電球のスマート電球。
この見た目なので調色が暖色~寒色程度のホワイトバランス調整ですが、なかなかムーディになりそう。しかしなんといっても高いです。おしゃれは高い。
印象に残ったアイテム② - 消臭剤
なにやらレノアから真新しいアイテムが出てました。柔軟剤のポジションで入れることで、タオルなどから消臭できるとのこと。ぜひやってみたい。
印象に残ったアイテム③ - 缶ビール
これが特筆して、というわけでもないんですが最近はほんとにビールの銘柄が増えましたね。クラフトビールといえば中小メーカーが細々やってるだけだったような印象ですが、最近は大手メーカーもこぞって独自ブランド出してるので、考え方を改めた感じなんでしょうね。
あとこんなのも目について気になりました。
またヤッホーブルーイングの変なIPAかと思って見てみたら0.7%の微アルコールIPAだそうな。わざわざ微アルコールでIPAというあたりにただならぬこだわりを感じるのでちょっと飲んでみたい。
一言コメント
NEXTなアイテムの1つとしてスーパーマリオRPGのリメイクが取り上げられてました。小学生で散々遊んだあのゲームが今になってリメイクされるなんて感激でしかないですが、どんなリメイク要素があるのか非常に楽しみです。
先月買ったアイテムレビュー
先月といえばもう遠い昔のように感じますがAmazonプライムデーがあった月でした。
★★★★★ ロボット掃除機
クラファンとの取り扱いでやらかしがあったこのSwitchBot K10+ですが、スタートダッシュで無事購入できました。
日本向けということで小型さがウリですが、使ってみると確かにこのコンパクトさがいいなと思います。ロボット掃除機が動けるように床はそもそもきれいにしておけというのが前提としてありつつ、机の下とかどうしてもモノをどかし切れないところはあるので、そういったところにも最大限入れるのはいいなと思いました。
あと、アプリがかなり使いやすくできていて、マップの学習状況もアプリから見えて、指定清掃みたいなこともできるのでイメージ通りに使えてます。
大型の上位機種が4000Pa超で吸うのに対し、これが2500Paでどうなのかと思いましたが、今のところ床の髪やホコリを吸う分には特に問題を感じてないのでよかったですね。
あとよくわからないですが、この掃除機の音声を「男性」「女性」「猫ちゃん風」などと選べるのですが、面白いので猫ちゃんにして使ってます。奥さんからとても好評です。
まとめ
なんだか楽しくBBQでも行きたいなー、ソース焼きそば食べたいなーと思ったナナメ読み回でした。また来月もよろしくお願いします。
お読みいただきありがとうございました!
応援クリックよろしくおねがいします!