もう財布をなくさないためにtileに手を出した
簡単ですがガジェットレビューです。
財布をなくしてすみませんでした
先日こんな記事を書きました。
恥ずかしながら財布を見失っていたのです。
幸い、カバンへの戻しミスということで会社の床で冷たくなった財布ちゃんをなんとか発見することができたんですが、なかなか焦りました。
この一件を受け、ワタクシ大変反省いたしまして、なんでもかんでも入れてた財布を大幅ダイエットして、クレカ1枚にするなど財布改革を行いました。
しかしあまりにアナログな対策ではないか
財布のダイエットをすることで、基本的には対策が完了です。無くした場合のダメージを大幅に軽減し、かつ財布の中身と停止連絡先なんかもメモってあるので、実用上はノーダメージと言っていいでしょう。
...ですが、ですが、本当にそれでいいのでしょうか?
この21世紀、それも2021年のこの世の中でそんなアナログな対策で満足していていいのでしょうか?(イーンダヨ!って気もするが)
というわけで、アナログではない対策もしてみましょう。
スマートタグ tile
今回選んだのはこのtileというスマートタグです。
スマートタグでは2021年4月にAppleが発表したAirTagの他にも、先発製品としてMAMORIOやQrio Smart Tagみたいなものがあります。
Qrioはソニー系スタートアップですし、MAMORIOは名前からして日本企業ですね。そんな中で、今回選んだtileは米国企業でシェア的には最も普及しているとされています。
(多分AppleがAirTagを発売するまでは)
AirTagでいいのでは?
しかし、ここで聡明な読者諸氏におかれてはこう思われていることでしょう。
「tileなんかよりAirTagでいいのでは?」
と。
ええ、ええ。一理あります。スマートタグのことを調べていて思ったのは、「スマートタグはユーザ数の勝負」だということです。
スマートタグの基本的な原理は、自分のスマホとペアリングして随時その存在を通知し、それが途絶えたタイミングを明確化することで紛失に気付かせるというものです。
また、その自分のスマホを用いた使い方の他に、「他人のスマホを使う」という使い方もあります。つまりどういうことかというと、他のスマートタグユーザに見つけさせ、サービス経由で「あそこでアンタのスマートタグ見た人いたよ」って風に伝えるものです。
なので、ユーザ数が多いほど発見しやすくなり、有利になる特性があります。
そう思った時、iPhoneと連携するAirTagの優位は圧倒的です。一部時代遅れのiOSに留まっているiPhoneを除き、世界中のiPhoneがAirTagをコソコソ探してくれるわけなので、相当な田舎でなければ割とすぐ見つかるというわけです。
「じゃあやっぱりAirTagでいいのでは?」
そう思われた方もいると思いますが、AirTagには大きな弱点があります。それは 宗教上の理由で僕が使えない Androidに対応していないことです。
くぅー、卑劣なりApple!だから嫌いなんだ!
というわけでAndroidユーザやってる時点でAirTagが選択肢から外れ、それ以外から選ぶことになります。
tile Slim、君に決めた!
あまり変なメーカーのものを選んでもあれなので、こういう時は大体メジャーなメーカーのものを選ぶんですが、元々の話からトラッキングしたいのは財布だったので、カード型のtile Slimが心にぐっときました。
このtile Slimは見た感じの通り、ほぼクレジットカードと同じサイズになっています。
なので、カードポケットにスッと入れておけばそれでOKというわけです。
他のモデルだと電池が交換できる分やや厚みがあり、ちょっと不格好な感じになりそうです。(tile Slimは3年目安での使い捨てです)
で、そんなtile Slimがちょうど先日のAmazonタイムセールでセール対象になっていたので、渡りに船だと思って1枚買ってみたわけです。
通常価格3,812円なのでセールでは200円ほど安かった程度でしたね。まんまと釣られました。
早速財布に忍ばせよう
ポチって2日で届いたので早速開封してセットアップします。
たいへん薄いパッケージです。まぁざっくり言ってカードが1枚入ってるくらいですしね。
開封するとほんとにtile Slim本体が入っているだけで、あとは「アプリをダウンロードしてその通りにやってくれ」というイマドキのスタイルです。
サイズ感のためにクレカを隣に並べてみました。ナンバーレスカードは気軽に写真撮れていいですね。(そんな話はしていない)
サイズはまさにクレジットカードサイズで、厳密にはカードよりもやや小さいというところでした。
ただし、厚みはクレジットカードの2倍くらいあります。この1枚で財布のフォルムが崩れる...とまではいかないかもしれませんが、デザイン重視の方は一応気にしておいたほうがよいでしょう。
サイズ感の他で言えば、tile Slimの手触りはよくあるプラスチックです。
見た目から分かるかもしれませんが、Ankerのバッテリーを持っている方はまさにあの感じだと思えばよいでしょう。テカテカでもないし、しっとりともしていない、普通のプラスチックです。
変に摩擦があるわけでもないので、クレカなんかと同様、財布にもスッと入りました。
アプリのセットアップは簡単
特筆すべきものはなかったのでセットアップのスクショ等は省きます。
パッケージに純正アプリのQRコードくらいはつけておいてほしかったですね。-1点。
初回はユーザ登録からはじめますが、特段名前や住所などは必要とならず、メールアドレスとパスワードさえあれば登録ができてしまいます。(あとから情報追加は可能だけど何に使うのかわからないので放置)
あとは、tile本体のロゴをポチッとするとtileがアクティベートされるのでスマホにペアリングしておしまいです。
スマホからtileを見つける
主要な機能であるtileをさがす機能ですが、アプリから呼び出すとtile Slimのスピーカーからそれなりの音量で音が鳴ります。
なんとも昔懐かしい、オモチャ感のある音。何かに目覚めそう...(ウットリ)
Tile slim レビュー!財布やパスケースに入れやすいカードタイプの紛失防止タグ | デジクル より
tileからスマホを見つける
スマートタグによってあるのとないのがありますが、tile Slimだとスマートタグをポチッとすればスマホ側を鳴らすこともできます。
Tile slim レビュー!財布やパスケースに入れやすいカードタイプの紛失防止タグ | デジクル より
果たしてこれは便利なのか...?
というわけで、財布をなくした反省から、スマートタグを財布に忍ばせてみました。
まだ忍ばせてから一度も家から出てないので検出精度などはこれからですが、実際どうなんでしょうねこいつ。
- 検出精度は実用的なのか
- スマホ連携によるバッテリーの減りはどの程度か
というところを使用後レビューとしてやっていきますが、特にバッテリーの減りは気になりますね。
Androidは特に他のアプリとの食べ合わせみたいなものもあるので一概には言えませんが、バッテリー消費が激しすぎる場合にはトラッキングどころではないので、一気にこのカードが置物と化すことになります。
一応その場合にも、「Bluetoothが届く範囲であれば鳴らせる」ことにはなりますが、大事なことは「Bluetooth接続が切れたタイミングを記録している」ことなので、やはりアプリがバックグラウンド起動していないとtileとしては厳しい気がします。
果たしてどうなるでしょうか。ではまた1ヶ月後にお会いしましょう。
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