たくなくの雑記帳

思ったことを書き留める雑記帳

シュレーディンガーの金持ちになろう

宝くじを買った、ただそれだけのことであります。

娯楽としての宝くじ

昨日宝くじを買いました。サマージャンボ

宝くじの返戻率は50%を切ると言われるので、「お金を増やしたい」という購入者の思いとは裏腹に、大変非効率なものです。
ほとんどの人は外れ、かつその半分は主催者サイドに持っていかれるので、 "養分" と言われても仕方ないこの宝くじ。

でもなんとなく好きなので娯楽として年2回くらい買ってます。ちなみにまだ300円以外に当たったことはありません!(キリッ

 

今回のサマージャンボは存在をほとんど認識してなかったのですが、通勤経路にある宝くじ売り場でデカデカと「本日まで!」みたいなことが書いてあったので、宝くじ欲がふつふつと湧いてきてしまいました。

 

インターネット宝くじ

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宝くじといえば、あの窓口に買いにいくこと、それもあのズラリと並んだ人たちの一員になるのが様式美のような印象がありましたが、今やインターネットで普通に買える時代です。このご時世なので人混みに近寄ることを避け、インターネット宝くじデビューしてみました。

宝くじの購入~当せん金のお受け取りまで、すべてネットで完結!
宝くじ公式サイトで購入した宝くじの抽せん結果は、ネット上で簡単にご確認いただけます。 

なるほど便利そうです。

早速アカウントを作成し、クレジットカードと当選金振込用の口座を登録して...ポチッ。

 

なんということでしょう。

 

あっという間に宝くじが買えました。いつものように連番10枚、バラ10枚の6000円コースです。

宝くじの定期購入だと...

と、めでたく宝くじ終わりと思ったら、何やら「継続購入」なる文言が見えます。

どうやらこれは今後のジャンボなんかでも自動で買える機能らしく、まさに宝くじのサブスクです。おそろしい。

 

どんな気持ちになるのかは知りませんが、とりあえずジャンボの継続購入を設定してみました。次はオータムジャンボかな?

ナンバーズも買ってみようか...

しかしこのクレカ&オンラインの宝くじは凶悪ですね。

売り場だったら間違いなくサマージャンボを買って終わりのはずですが、オンラインだと後ろのおじさんから圧を感じることなくじっくり見られます。

そうして色々宝くじ商品を見ていて、ついナンバーズも1000円分買ってしまいました。当たるといいな(養分脳)

シュレーディンガーの金持ち

という感じで気持ちよく宝くじを買ったあとで、こんなツイートをしました。

シュレーディンガーの猫

知っている人は知っていますが、ツイートした「シュレーディンガーの金持ち」は物理学で有名な「シュレーディンガーの猫」をもじったものです。

どういう話か簡単にまとめると、これは物理学者のシュレーディンガーが考えた量子力学に関する思考実験で、

  • 箱の中に猫がいる
  • 箱には毒ガス発生器が仕掛けられており、50%の確率で猫を死なせてしまう
  • このとき、箱の中の猫は生きていることも死んでいることも同様に考えられ、箱を開けて観測するまでは、生きている猫/死んでいる猫の重ね合わせ状態にあると考えられる

という「観測するまで重ね合わせ」を言っているのがシュレーディンガーの猫です。

シュレーディンガーの金持ち

そんな話をもじってツイートしたのがシュレーディンガーの金持ちで、つまり宝くじの当落を確認するまでは、金持ちであることとそうでないことが重ね合わせの状態にあるということです。

ちなみにこれと同じことを言っている人がいました。世界は広いですね。

ここまで話せば鋭い方ならとうにお気づきのはず。そう、先述した「シュレディンガーの猫」の理論によって、いまの僕は「宝くじの当たった世界」と「宝くじの外れた世界」、両方の世界に生きているのです。

これすごくないですか?当選番号を確認しない限り、僕には宝くじの当たった世界が存在し続けているんですよ。今回買った宝くじは一等一千万円なので微妙ですが、現在発売中のサマージャンボ宝くじでこの理論を用いれば、億万長者の世界を持てるというわけですよ。夢が広がりまくりですね!!

 すごい!天才!シュレーディンガー並の発想!!!

しかしシュレーディンガー猫は元々そういう話ではない

ただ、ここまで盛り上げておきながら元々シュレーディンガーの猫はそんな夢見がちな世界を示したかったのではなく、むしろ「そんな世界があると思ってんのかバーカ!」くらいの懐疑的なスタンスでもってシュレーディンガーの猫が考えられました。

 

シュレーディンガーの猫の設定は先ほど言った通りで間違いないのですが、その先の主張である「猫は生と死の重ね合わせの状態にある」ことをシュレーディンガーは否定的に捉えています。続きはこうです。

  • ...というように、量子力学の考え方を踏まえれば、「猫は生と死の重ね合わせの状態にある」ということになる
  • しかしそんなバカな話があるか?だって既に箱の中では毒ガスがあるかないかで猫の生死は決まっており、観測によって決まるみたいなそんな詭弁を信じることはできない

というわけで、重ね合わせのアイデアを取り入れたシュレーディンガーの猫は、その流れで「重ね合わせなんてありえない」っていう主張のために考えられた思考実験なのでした。

量子力学のお勉強をしていると、この「重ね合わせ」の概念を理解するものとしてよくシュレーディンガーの猫が引用されますが、量子力学の成立をにらんでいた時代の考えとして「んなわけあるか!」という真逆の捉え方を含んだものであることはあまり知られていません。

 

つまりシュレーディンガーの金持ちとは...

そう、そうなんです。

 

「んなわけあるか!🤬」

 

です。わかっては...わかってはいるんです...(涙)

ちなみにこっち側の視点も広いインターネットには見つかります。

シュレーディンガーの猫は、宝くじを買って、当選番号を確認するまでは当たっているか外れているかは分からないと言いたいのでしょうか?

かなり違いますね。 確認しようがしまいが、宝くじの当選番号は既に確定しており、当たりかハズレかはもう決まっています。
しかしシュレディンガーの猫は、量子力学に従うならば、箱を開けて確認するまで生きた猫と死んだ猫が重なって存在しておりどちらかに確定しない。 そんなおかしなことがありえるのかという量子力学に対する問題提起です。

さすが知恵袋さん...火の玉ストレートやでぇ...🔥🥺

 

でもこれが正しい、全く正しい話だとしても、夢は見たいですよね( ˘ω˘)スヤァ

 

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