2050年の世界ってどんなのだろう①:国土グランドデザイン2050
とあるツイートを見て、2050年の未来を考えてみたくなったのだ。
俺の好きな資料で、国交省が平成26年に作成した
— きしやん@コツコツ熊本の幹事やってます (@oyagakoniosieyo) 2021年4月11日
国土グランドデザイン2050 ってのがあるですよ
この内容ざっくり把握すると、少子高齢化の恐さが分かる。なんせ、今住んでる自治体が「人が住める街として」無くなるかどうかが、ざっくり分かります
軽く解説します pic.twitter.com/SwJIa9HpLs
今日はこんな感じの、ある程度の団体が描いたり予測したりしている2050年の姿をいろいろ並べて妄想してみたい。
国土グランドデザイン2050(国土交通省、2014)
きっかけツイートにあったやつです。これがどういうものか、冒頭の趣旨で述べられているので引用します。全体の導入にもちょうどいいので
平成25年秋から検討を進めてまいりました、新たな「国土のグランドデザイン」に関し、今般、「国土のグランドデザイン2050 ~対流促進型国土の形成~」としてとりまとめました。
「国土のグランドデザイン2050」は、急速に進む人口減少や巨大災害の切迫等、国土形成計画(平成20(2008)年閣議決定)策定後の国土を巡る大きな状況の変化や危機感を共有しつつ、2050年を見据えた、国土づくりの理念や考え方を示すもので、これまで9回にわたる有識者懇談会を開催するなどしてとりまとめたものです。
国土交通省が公表している内容なので、人口減少に伴う「日本全体の集落構造」であったり、災害大国日本としての「国土の強靭化」などが主な興味のポイントです。
一番ハードな本紙で47ページありますが、パンフはポップな作りで4ページにまとまっています。少しだけ抜き出します。
これからの日本の課題
最初に、これを論ずる前提となる課題認識が6点書かれています。こういったことは、日本のこれからを考える中で認めざるを得ないものだと思いますが、どれも真面目に考えてみるととても深刻な問題です。何も考えずに30年過ごしたらスカスカな日本になるんだろうな、っていうラインナップです。
それぞれの前提が外れてくれるならそれに越したことはありませんが、こういうのはドライかつやや悲観的にやるくらいがちょうどいいですね。
コンパクト + ネットワーク
そういった前提において、基本的な思想となるのがこの コンパクト + ネットワークというアイデアのようです。もう少し具体的に言えば、
といった感じで、
- 今のままの集落構造では、人口減から都市機能が維持できなくなる
- なので、複数の集落を強力な国土ネットワークで融合し、都市機能を守る
という発想ですね。
「都市機能が維持できなくなる」ってなんやねん、って話ですが、それは概要のスライドに出てくるこの図がわかりやすいです。なんとなくスタバが目を引きますが、「小さい村や町にスタバはないでしょ?」っていう話。
それと同じで、人口が少なければ大きな病院なんて維持できないですし、学校なんかもそうです。なので、そういった都市機能を支える基幹施設を広域に維持できる必要があり、そのキーとなるのが「強力な国土ネットワーク」だというわけです。
2050年に目指す姿
この、グランドデザイン2050はひとつのアイデアに過ぎませんが、目指す姿のポイントとして次の12個を挙げています。
- 国土の細胞としての「小さな拠点」と、高次地方都市連合等の構築
- 攻めのコンパクト・新産業連合・価値創造の場づくり
- スーパー・メガリージョンと新たなリンクの形成
- 日本海・太平洋2面活用型国土と圏域間対流の促進
- 国の光を観せる観光立国の実現
- 田舎暮らしの促進による地方への人の流れの創出
- 子供から高齢者まで生き生きと暮らせるコミュニティの再構築
- 美しく、災害に強い国土
- インフラを賢く使う
- 民間活力や技術革新を取り込む社会
- 国土・地域の担い手づくり
- 戦略的サブシステムの構築も含めたエネルギー制約・環境問題への対応
一つ一つは言及しませんが、こういったキーワードで表現される2050年、さてどんなものになるでしょうか。
他の2050
ほんとは今回の記事で書ききってしまおうかと思っていたものの、グランドデザイン2050だけで1500字使ってしまったので諦めて複数回でまったり書いていくことにする。
今のところ、ほかに取り上げたいと思っているのは
- 人口動態(日本・世界)
- ゼロカーボン社会
- 核融合発電
- 宇宙エレベータ
みたいな内容です。
今回は「国土交通省が考える2050年」を取り上げましたが、正直各官庁でこういうのを持ってる気がしますし、民間でも大手シンクタンクなら当然に考えてそうな気もします。
調べるうちにあれやこれやと増えていきそうですが、そういう連載だと思って気ままに調べて、感想をまとめていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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世界の解像度を上げるゲームさんぽ
「世界の解像度を上げる」っていうフレーズ、聞いたことありますか?
今日はそれを実感した話です。
世界の解像度を上げるとは
「世界の解像度を上げる」って話は、このあたりを見てもらうとわかります。
というように、Google検索で「世界 解像度」なんて調べるとこういう話がよくヒットします。
概ね、切り口はどうあれ「知識は世界の解像度を上げる」というような主旨になっています。知っていることが多いほど、世界から受け取る情報、世界から感じることが多くなるという話ですね。
ワクワクしながら生きていたい
少し大げさな話になりますが、僕はとにかく長生きしたいです。それも心を健康に、ワクワクし続けていたい。
体の健康はある程度仕方ないでしょう。動物であればこそ、腰は曲がるし、筋力は無くなっていく。それはそれです。
ただ、心の健康は別です。
たまに、年をとっても、仕事を形式上リタイアしてもなお、何かに情熱を燃やし続けている人の話を目にしますが、こういう人たちに憧れます。
はじめに申し上げておきますと、年を取ってもゲームを続けるのは最高です。若いうちは忙しくて、なかなかゲームをプレイする時間がとれないかもしれませんが、早めに始めておくと年を取ってからでも全然問題なくプレイできるはず。とにかく、若いうちからゲームはやっておきなさいというのが私の一番のアドバイスです。おしゃれやスポーツが趣味だと、続かなくなるときが来るんですね。でも、ゲームは気楽だからいい。
(略)
ゲームをプレイしようと思うと、機器の使い方やゲームの内容そのものを勉強しますし、メモをとるようになったことも良かったと思っています。普通に年を取るとそういうことやらなくなりますから。あと、耳が遠くなってもゲームはできますよ。何も心配することはありません。
Dudley さんは、「私は、死ぬまでこの仕事を続ける」と述べ、その理由を次のように説明した。
「家でじっと座っているなんて、退屈だ。私は酒も飲まないし、家内は私が庭いじりをすることを許してくれない。庭のことは、家内が全部やっているからだ。
家で4日間休んだあと、仕事に行くのを本当に楽しみにしている。私は人々と会って話をするのが好きだからだ。それは、タクシーの仕事を好きだった理由でもある」
こういう人になりたい。
何気なく撮った一枚が笑顔で、それも「笑顔がしっくりくる人」っていうのもいいですよね。僕個人としては見た目に感情の起伏がわかりにくいと言われがちなタイプなので、そういう面でも憧れの気持ちがあります。
ちょっと話がそれましたが、要するにこういうワクワクしながら送る人生のカギのひとつに、世界の解像度があるんじゃないかと思っているんです。
色々なことに気付き、興味を持ち、それを楽しく受け入れるられるような心のあり方が。
ゲームさんぽ
そういった「世界の解像度」への望みがある中で、最近とてもいいコンテンツを発見しました。
ゲームしながらしゃべるコンテンツという意味ではゲーム実況に近いですが、主旨は「ゲーム内容の専門家を招いてトークを楽しむ」っていうことにあります。
これを見ていると、露骨に「世界の解像度が違うってこういうことなんだ」ってのを感じることができるので、楽しく見ています。元々はいちYouTuberが考案した企画ですが、いまはライブドアニュースも参加していろいろなゲームさんぽが生まれています。
そんなゲームさんぽから、特に解像度を感じるものをいくつか紹介します。
土木デザインのプロと行く ゲームさんぽ:The Crew 2
例えばこれはレースゲームに登場する建物を題材に、建築の専門家に話を聞くというものです。
何気なく目にする建造物にも物理的合理性があるという話とか、その時代背景を受けた成り立ちがあるとか、そんなことを気づかされます。
植物学者と行く ゲームさんぽ:MHW IB
こちらはモンハンアイスボーンを題材に、フィールドの植物に思いを馳せます。
「植物は行動範囲の広い鳥に種を運んでもらいたいが、動物は行動範囲が狭くてあまり嬉しくない。」とかそういう話を踏まえて、鳥が見つけやすい黄色や赤の実をつけることや、動物が避ける辛さを実に持っていたり...ということはなるほどと思いました。
「植物を見れば、そこがどんな土地で、どんな営みの中にあるのかわかる」っていうのはまさに世界の解像度だなって思いますね。
美術館学芸員と行く ゲームさんぽ:あつまれ どうぶつの森
これをたまたま見つけたのがこのゲームさんぽシリーズとの出会いでした。
基本的に美術には疎いタイプだったので、目から鱗の思いの連続でしたね。
ルネサンスの3巨匠がいて、名前くらいは知っていましたが、そのうち2人しかいないことの "違和感" を強く言えるのも世界の解像度ですよね~。間違い探しというか。
ちなみに、動画中で何度か「なぜこれがあって、あれがないのか」っていう話がありますが、後々視聴者指摘で「宗教作品を意図的に除いているのではないか」という話も出てきます。
確かに宗教は世界的にはセンシティブな話ですし、全世界でのセールスを狙ったあつ森が気にしていてもおかしくない考えですね。
世界を拒まない
上に挙げた動画はもちろん、このゲームさんぽがいいなと思うのは、招かれる専門家の人たちが題材となるゲームの世界を拒まないことです。
ゲームの中で展開される世界は、所詮ゲームの世界なので、現実の知識体系からすればバカバカしく映る面も当然あろうと思います。
なので、そういうものを見るにつけて「こんなことはあり得ないから考えても無駄」っていうような態度を取ることも、それはそれで合理的ではあります。
ですが、このシリーズに出る人は企画主旨を理解して出演していることもあり、そういった態度を持たず、「仮にそうだとしたら、ここはどんな世界か?」ということに興味を持って自分の知識を惜しみなく引き出してくれます。その姿勢が僕はたまらなく好きだと思いました。
歩荷の人と行く ゲームさんぽ:DEATH STRANDING
そういったことを強く感じたのが、この歩荷の人と行くデススト回。
歩荷というのはいわゆる「歩いて山を登り、荷運びする人」のことです。
大規模であればヘリで荷運びしたりするんでしょうが、日常的な荷運びはどうしてもこういった人たちの力を借りざるを得ません。
こういう人たちが山小屋の飲み物やらなんやらを運んでいると思うと、 "山小屋価格" にも納得がいきます...。(高いと思っててすみませんでした...)
この途中、ゲーム内の荷運びロボットが出てきたとき(part 3, 28:28~)に、歩荷の秋本さんがその非現実的な存在に対して
「ロボどうでしたか?今の見て」
「応援したくなりましたね」
「歩荷をするものっていう、もう仲間ですよね」
という反応をすることとか、ほぼ下半身しかないようなその造形に対して、
「理想の歩荷体型を求めた結果、上半身無くなっちゃったのかもしれないっすw」
「僕、自分で歩荷を追い求めてたらああいう体型になるのかもしれない」
「追求したらそうなるのか...」
って感慨深く言っているのがとても印象深かったです。
この「追求したらそうなる」っていう発想はやはり世界を拒まないことからくるんだろうなぁ、って思います。
世界の解像度を上げよう
じゃあ自分自身、世界の解像度を上げるにはどうしていけばいいかということについては、この内容が参考になりました。
そこで大事にしたいのが「自分が読みたいものを書く」というスタンス。クラシコムの青木さんが以前どこかで言っていたその言葉を覚えているんですが、本当にそうだなと。自分だったら、物を買うときにどんなポイントで探しているかな、とかふとした決め手みたいなものをメモしておいて、書くときにはその点を踏まえて書く。そういう自分という相手を想像しながら書くと、ニッチかもしれないけど結構喜ばれる気がします。
格好いいこと書きたいのはやまやまだけど、それができるようになるにはハードルが高いので、淡々と世界を見つめる解像度を上げていく練習をすることが大事だと思います。まずは、回数を増やして発信に対するハードルを下げること。これは会社のオウンドメディアや個人のブログであっても同じだと思います。
自分が読みたいと直感するものを書くことは、2つメリットがありそうです。
- 自分の解像度がどこにあるか、どれくらいあるかを意識できる
- 「書く」ために今の解像度を少し背伸びして注意深く見ることになる
実際、僕もこうやってブログを書くときにネタ帳みたいなメモをちまちま書いているんですが、そのネタの羅列を見ると普段の生活の中で自分がどこに興味を持っているのか知ることができます。
そして、そこからネタをピックアップして、今回であれば「ゲームさんぽ」というネタを書く場合に、
- どうして「ゲームさんぽ」に心惹かれているのだろう
- → 世界の解像度が高い人たちのワクワクさを含む話が好きで、憧れがある
- → そういうワクワクを持って長生きしたいと思っている
というようなことを自分でも理解したので、書いてよかったなぁと思っているところです。
次はどんなことの解像度を高めようかな。ではまた。
お読みいただきありがとうございました!
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個人的WindowsショートカットキーTop5
なんとなく書きたくなったので書いてみる。
Windowsショートカットキー
小学生の頃からパソコンを触り始め、なんだかんだでパソコン歴20年くらいになります。
オモチャのように触り始めたのがきっかけでしたが、こうしてブログを書くのはもちろん、SEになった今や商売道具としてWindowsを活用しています。
(仕事でMacを使っていた時期がありましたが、基本的にはWindows派です)
そうしていると、当然避けて通れない(?)のがショートカットキーを活用した時短術です。
アプリごとでも色々あるのでもはや数え切れませんが、中でもWindowsそのものに効くショートカットのうち、一番気に入っているものを誰の需要に応えるでもなく紹介します。
第5位 エクスプローラ呼び出し:Win + E
PCを触っていると何かしらのファイルを呼び出すことがあり、そのためにエクスプローラを使います。
初めての頃はデスクトップに置かれている「コンピュータ」のアイコンからドライブを辿っていったり、どこかに置いたフォルダのショートカットからエクスプローラに入りますが、これは素のエクスプローラを直接呼び出すものです。
実際に、エクスプローラの呼び出しを考えると、画面に他の何かが起動していることが多いので、他のものを閉じてなにかするっていうのが面倒だったりしますが、これを使えば問答無用でエクスプローラを呼び出せるのでアラ楽ちん、というわけです。
このあたりは次のAlt + Tabなんかと一緒で、「作業中は必要なウインドウを適宜最前面に呼び出して使う(≠都度最小化しない)」っていうスタイルに依っているので、好みがありそうです。
ちなみに、多くのショートカットがそんな風になっていますが、エクスプローラ呼び出しだからこのショートカットにはEが使われています。他にも、
- Ctrl + C:コピー(Copy)
- Ctrl + S:保存(Save)
- Ctrl + F:検索(Find)
- Win + D:デスクトップを表示(Desktop)
- Win + R:プログラムを実行(Run)
なんて感じになっています。こういう見方をするだけでもずいぶんショートカットが覚えやすくなるのではないでしょうか。
他にも、Windowsショートカットそのものという意味ではこちらにほぼ一覧されています。
第4位 ウインドウ切り替え:Alt + Tab
ブログを書いていると結構いろいろなウインドウを開くことがあります。
WordPress用のChromeを開くのはもちろん、調べ物用Chromeを開き、図解用にパワポを開いて、さらにパワポの図のためにExcelを開き...。
なんてことをしてるとさすがにウインドウを重ねざるを得ませんが、呼び出しの際にわざわざ最小化するのも面倒な話です。
そこで活躍するのがAlt + Tabのこのショートカットです。
現在開いているウインドウを、「直近で使った順に」一覧し、切り替えることができます。
Altを押しながらTabをポチるわけですが、通り過ぎてしまった場合にはAlt + Shiftを押しながらTabをポチると逆走ができます。何かを巡回するショートカットは大体こういう動きをしますね。
第3位 スリープ:Win + X → U → S
若干卑怯ですが3段階でのショートカットです。
うちのPCは基本的に常時起動していて、使わないときはスリープにしています。
何も考えなければ電源ボタンからオプションを選び、スリープ...って感じで3クリックなんですが、毎日やる操作ではあるのでショートカットがないものかと調べて見つけたやつです。
こういう感じで、専用のショートカットを作る方法もあるようですが、タスクバーに登録したりするのは気持ち悪いのでこのショートカットでいいかなーと思っています。
第2位 スクリーンショット:Win + Shift + S
Windows 10でついたやつだと思いますが、チョー便利なやつです。
範囲指定でのスクリーンショット機能を呼び出し、スクショをクリップボードに入れてくれます。
はてブロもそうですし、WordPressなんかもクリップボードからの画像貼り付けが可能なので、ブロガー活動にあたってかなり重宝しています。
これが標準機能になるまではWinShotなんかを使っていましたが、もうすっかりお役御免になりました。
第1位 仮想デスクトップ移動:Win + Ctrl + ← or →
これもWindows 10でついた機能ですが、仮想デスクトップをキーボードで切り替えられる機能です。
ブログなんかを書いているメインPCはデスクトップのデュアルディスプレイを使っていますが、ブログを書くときにはブログ画面とブログ資料画面で2枚を使い切ってしまうため、そもそも別の仮想デスクトップで作業してます。
- デスクトップ1:通常ブラウジング用
- デスクトップ2:ブログ用
みたいな感じです。
LINEやSlackはデスクトップ1で起動しているので、ブログ書いている最中にメッセージが入るとこのショートカットキーで行ったり来たりしながら仮想デスクトップを活用しています。
もちろんマウスでも切り替えは可能ですが、これは圧倒的にショートカットのほうが便利ですね。
おまけ:例のデスクトップ壁紙
Windows 10で標準になった壁紙あるじゃないですか。青ベースで窓がピカーってなってるやつ。これ。
これ、CGじゃなくて実写なんですってね。ソークレイジー。
おわりに
みなさんは何かおすすめのショートカットキーはありますか?
お読みいただきありがとうございました!
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VRで踊り狂う人
我が家では近頃夜な夜な怪しいデバイスを身に着けて踊り狂っている人がいます。
わたしです^o^
今日はそんな怪しい人の話です。
最近VRに興じている
以前、VRデバイスであるOculus Quest 2を買ったという日記を書きました。
これを書いたのが1月26日なので、概ね2か月か経過したところです。
意外と出オチで全然使わないってこともあり得るかと思ってたんですが、なんだかんだ続いています。
ゲームに興じる
コントローラがついているように、基本的にはゲーミングデバイスなのでVRゲームがメインの用途です。
いくつか買ってみましたが、ゲーム性だったりVR酔いの観点で結局続いているのは前回日記でも紹介したBeat Sabarですね。
最初はNORMALでもフツーに死んでたところ、最近はHARDもクリアできるようになってきました。こういう上達がわかりやすく見えるのは個人的にゲームの醍醐味だと感じます。
こういうスーパープレイ的な動画も見てますが、見ているだけもなかなか爽快。
これくらい踊れるようになりたいなと思いつつ...はたして。
ちなみにこれはPC版のBeat Sabarをキャプチャしたものなので、Oculus Quest 2で見えるものより映像がきれいに見えます。
動画に興じる
純正のVRアプリだけでもAmazon Prime Videoアプリだったり、YouTubeアプリだったりがあるので、動画視聴デバイスとしても活躍します。
なんといっても魅力はVR空間での大画面で、本来であればプロジェクターを使わないといけないレベルのサイズが、このメガネもどきをかけるだけで味わえるのが素晴らしいですね。
いくつか選べますが、こんな感じであたかも映画館にいるような空間演出の中で映画なんかが見られます。
Amazon Prime Videoは基本的に「VR空間で2D動画を観る」ことになりますが、YouTube VRではそれなりにVRコンテンツが充実しています。
主に世界の名勝を空中散歩するようなVR動画ですが、ディズニーシーのソアリン的な感覚が味わえます。
ナイアガラの滝上空を飛んでいるとなんだか落ち着くので皆さんもぜひどうぞ。
有線で興じる
Oculus Quest 2は単体動作可能なVRデバイスですが、USBケーブルでPCに接続するとOculus Linkを使ってPCのVRデバイスとしても動作します。
なので、PCのVRゲームなんかも遊べちゃえます。
そういうわけで、SteamVRでこういうフライトシミュレーションゲームを買ってみたりしました。
...が、全然ダメでした。
VR酔いのVR酔いで全然プレイできず、数回起動しただけでお蔵入りの状態になっています。
評判はとてもよかったので、どうにか克服したいところですが...うーむ。
無線で興じる
そしてさらに、有料のアプリを購入するとWi-Fi経由でPCに無線接続することができます。イッツアテクノロジー。
前提として単にVRを動かす以上にPCのスペックがいるとか、VR伝送のためのWi-Fi帯域(要するに11ac対応)がいるとかありますが、一度設定すると快適に使えますね。
しかし、快適に使えるといってもそれで何をやるんだというのはあるので、活躍しているかと言われると微妙です。
たまに、たまーにこいつ経由でWebブラウジングしてみたりしますが、フツーにやったほうがマシだなといつも思います(棒)
踊り狂う話
そして本題の踊り狂う話をしていきましょう。
最近意識的に踊り狂うようにしてるんですが、と言うのもやはりこのコロナにおける運動不足が気になってのことです。
基本的には腕を上下に振るだけのゲーミングではあるのですが、実際にやってみると左右にステップしたり、ボックスをよけるためにしゃがんだり(疑似スクワット)と、意外に体全体の動きがあることがわかります。
Beat Sabar公式でも、そういう需要を意識してかFitBeatなる動き多めの曲をリリースしています。
あとは1日にどれくらいやるかですが、そのあたりは以前買ったスマートバンドの記録を目安に見ています。
心拍数が上がるのはもちろん、腕をフリフリしていることで歩数もある程度反応するので、30分3000カウントあたりを目安に踊り狂うようにしています。
最近は気温が上がってきたのでなおさらですが、Oculus Quest 2と接している部分に汗が結構出るのでそのあたりの対策をせねば...と考えているところ。
まぁ、対策と言ってもこんな感じのフェイスマスクをつけるしかないんですが。
ここまでくると完全に目出し帽をかぶった変質者である。
他のVR音ゲー
こんな感じで、運動にもいいなという観点でBeat Sabarに興じていますが、他にも気になる音ゲーがいくつかあります。
Soundboxing
こちらはOculus Quest向けではなく、通常のPC向けVRゲームですが、ボクシングの感覚で流れてくるボックスを殴る音ゲーです。
Beat Sabarは頑張れば手首をクイクイする程度でもプレイできますが、こっちはどんな感じなんでしょうね?
BEAT ARENA
Beatmaniaでお馴染みのコナミが満を持して2021年3月にリリースしたばかりのVR音ゲー。
Beat Sabarを一通り遊んだら手を出してみようかと思っていますが、今のところ好評な感じですね。さすがコナミということなんでしょうか。
プレイスタイルも一通りではなく、ドラム/ギター/キーボード/ベースなんかがあるようで。気になります。
なかなか悪くないVR
PSVRはセットアップのめんどくささがあってほとんど遊んでいませんでしたが、Oculus Quest 2は単体かつ無線で使えるため、とても気軽に遊べます。
単純なゲーム性としても楽しいので、もうしばらく踊り狂う生活を続けてみたいと思います。
(この生活を半年くらいやってたら痩せるのかな...?)
お読みいただきありがとうございました!
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Google Fontsを色々読み込ませて遊ぶ - その2 [2021年4月版]
以前こんな記事を書きました。楽しかったですね。
この後に、フォントを提供している会社であるFontWorksがGoogle Fontsにフォントを無償提供するというニュースがありました。
これを受けてフォントが増えていましたので、増えた分でまた遊んでいきたいと思います。
目次(長いので折りたたみ)
増えたフォント
では早速増えたフォントをみてみましょう。
前回記事では11種類の日本語フォントがありましたが、2021年4月2日時点では21種類に増えています。10種類増えたというわけですね。
ゴシック系
まず、(ふつうの)ゴシック系で見ると、
- Kiwi Maru
の1種類です。一応他にゴシックを名乗るものはありましたが、特徴的だったのでその他枠にします。
明朝系
次に、明朝は2種類増えています。
- Shippori Mincho
- Shippori Mincho B1
いずれもしっぽり明朝で、落ち着きがありつつ味のある明朝となっています。無印とB1の違いですが、線の交差部分などでわずかに墨が多くなる「墨だまり」の有無だそうです。
パッと見て違いがないように思うかもしれませんが、線の交差部分をよく見てみると墨だまりが確認できると思います。
ぼんやりと全体を見直すと、B1は全体的にやわらかく、無印は全体的にシャープに見えるのではないでしょうか。
その他
あとはその他が7種類、ほとんどですね。クセモノ揃いです。
- New Tegomin
- Dela Gothic One
- Train One
- Raggae One
- RocknRoll One
- DotGothic16
- Stick
どれも言葉では説明しがたいのでさっさと実例を見てみましょう。
サンプル比較
それでは共通の例文を用いて比較してみます。例文は前回と同じ山月記のこちら。
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
では順にいきましょう。
ゴシック系
見出しを分けてますがKiwi Maruしかありません。
Kiwi Maru
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
いわゆる丸ゴシックということでやわらかな見た目になっています。教科書体に近い感じもしますね。
明朝系
こちらは2種類...ですが、どちらも同系統なので実質1種類とも言えます。
Shippori Mincho
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
前述の通りですが、こちらは墨だまりなしの無印。
Shippori Mincho B1
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
こちらは墨だまりありのB1。
このサイズではちょっとわかりづらいですね。言われてみれば無印がシャープで、B1がやわらかなような...とかそれくらいです。
どちらも落ち着いたいい明朝体ですね。
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
ここでひとつ同じ明朝体であるNoto Serif JPと並べてみますが、線がクッキリしていて、全体的に大きく見えることを思えば、Shippori Minchoは確かに名前の通り "しっぽりさ" が味わえるフォントだと言えます。
その他
さてここから個性派です。
New Tegomin
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
なんというかホラー感。
Dela Gothic One
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
...。
ノーコメントで。
Train One
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
文字の一画一画がレールのように2本の線で表現されていますが、適用外フォントがあるとバレバレのバレバレですね。
視認性もあまりよくないので、使いどころは十分に吟味すべきでしょう。
Raggae One
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
なかなか面白げのあるフォントです。
こちらは、あのこち亀においてもお馴染みのフォントなので、
両津の大バカ者はどこだ!どこにいる!!
なんてするとかなり見覚えのある感じになります。
RocknRoll One
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
太いのは太いですが、名前の割に意外と落ち着いた印象があります。
DotGothic16
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
ドット文字ですね。こちらも例えばこんな風にして...
ポケット モンスターの せかいへ ようこそ!
なんてすると懐かしい記憶が蘇ってきます。
Stick
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
これもこのサイズだと分かりづらいですが、一画一画が棒きれでできているので、よくよく眺めてみるとなかなか味があります。
おわり
今回も単にサンプル文で比較しただけですが、フォントを変えるだけでもずいぶんと印象が変わりますね。
ブログなんかのサイト単位で抜本的にフォントを変えることはほとんどないと思いますが、プレゼン資料の一部だったり、あるいはポスターの見出しだったり、そういうスポットでの活用は十分考えられるので、こういった "フォント感" は身につけておいて損はないものだと思います。
(損はしないがコスパに優れるとは言っていない)
ではまた。きっとこれからも増えていくと思うので第3弾もどっかでやるでしょう。
お読みいただきありがとうございました!
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