たくなくの雑記帳

思ったことを書き留める雑記帳

2050年の世界ってどんなのだろう①:国土グランドデザイン2050

とあるツイートを見て、2050年の未来を考えてみたくなったのだ。

今日はこんな感じの、ある程度の団体が描いたり予測したりしている2050年の姿をいろいろ並べて妄想してみたい。

国土グランドデザイン2050(国土交通省、2014)

きっかけツイートにあったやつです。これがどういうものか、冒頭の趣旨で述べられているので引用します。全体の導入にもちょうどいいので

平成25年秋から検討を進めてまいりました、新たな「国土のグランドデザイン」に関し、今般、「国土のグランドデザイン2050 ~対流促進型国土の形成~」としてとりまとめました。

「国土のグランドデザイン2050」は、急速に進む人口減少や巨大災害の切迫等、国土形成計画(平成20(2008)年閣議決定)策定後の国土を巡る大きな状況の変化や危機感を共有しつつ、2050年を見据えた、国土づくりの理念や考え方を示すもので、これまで9回にわたる有識者懇談会を開催するなどしてとりまとめたものです。

国土交通省が公表している内容なので、人口減少に伴う「日本全体の集落構造」であったり、災害大国日本としての「国土の強靭化」などが主な興味のポイントです。

一番ハードな本紙で47ページありますが、パンフはポップな作りで4ページにまとまっています。少しだけ抜き出します。

これからの日本の課題

最初に、これを論ずる前提となる課題認識が6点書かれています。こういったことは、日本のこれからを考える中で認めざるを得ないものだと思いますが、どれも真面目に考えてみるととても深刻な問題です。何も考えずに30年過ごしたらスカスカな日本になるんだろうな、っていうラインナップです。

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引用:mlit.go.jp

それぞれの前提が外れてくれるならそれに越したことはありませんが、こういうのはドライかつやや悲観的にやるくらいがちょうどいいですね。

コンパクト + ネットワーク

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引用:mlit.go.jp

そういった前提において、基本的な思想となるのがこの コンパクト + ネットワークというアイデアのようです。もう少し具体的に言えば、

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引用:mlit.go.jp

といった感じで、

  • 今のままの集落構造では、人口減から都市機能が維持できなくなる
  • なので、複数の集落を強力な国土ネットワークで融合し、都市機能を守る

という発想ですね。

「都市機能が維持できなくなる」ってなんやねん、って話ですが、それは概要のスライドに出てくるこの図がわかりやすいです。なんとなくスタバが目を引きますが、「小さい村や町にスタバはないでしょ?」っていう話。

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引用:mlit.go.jp

それと同じで、人口が少なければ大きな病院なんて維持できないですし、学校なんかもそうです。なので、そういった都市機能を支える基幹施設を広域に維持できる必要があり、そのキーとなるのが「強力な国土ネットワーク」だというわけです。

2050年に目指す姿

この、グランドデザイン2050はひとつのアイデアに過ぎませんが、目指す姿のポイントとして次の12個を挙げています。

  1. 国土の細胞としての「小さな拠点」と、高次地方都市連合等の構築
  2. 攻めのコンパクト・新産業連合・価値創造の場づくり
  3. スーパー・メガリージョンと新たなリンクの形成
  4. 日本海・太平洋2面活用型国土と圏域間対流の促進
  5. 国の光を観せる観光立国の実現
  6. 田舎暮らしの促進による地方への人の流れの創出
  7. 子供から高齢者まで生き生きと暮らせるコミュニティの再構築
  8. 美しく、災害に強い国土
  9. インフラを賢く使う
  10. 民間活力や技術革新を取り込む社会
  11. 国土・地域の担い手づくり
  12. 戦略的サブシステムの構築も含めたエネルギー制約・環境問題への対応

一つ一つは言及しませんが、こういったキーワードで表現される2050年、さてどんなものになるでしょうか。

他の2050

ほんとは今回の記事で書ききってしまおうかと思っていたものの、グランドデザイン2050だけで1500字使ってしまったので諦めて複数回でまったり書いていくことにする。

今のところ、ほかに取り上げたいと思っているのは

  • 人口動態(日本・世界)
  • ゼロカーボン社会
  • 核融合発電
  • 宇宙エレベータ

みたいな内容です。

今回は「国土交通省が考える2050年」を取り上げましたが、正直各官庁でこういうのを持ってる気がしますし、民間でも大手シンクタンクなら当然に考えてそうな気もします。

調べるうちにあれやこれやと増えていきそうですが、そういう連載だと思って気ままに調べて、感想をまとめていきたいと思います。