お好きなんでしょ白いごはん
TwitterのTLでそれっぽい話題を見かけたので書きたくなってきたごはんトーク。
ごはん、それは白いごはん
皆さん白いごはんはお好きですか。しかしこのタイトルで読みにきているんですもの、きっと好きなんでしょう白いごはん。
さて今回はそんなごはんについてつらつら書いていきたいと思います。
おいしいごはんを食べるためには
色々細かい話はあると思いますが、大雑把においしいごはんを食べたいとする場合、
- いいお米
- いい炊飯器
の2種類を考えることになるでしょう。
いや水が大事だ、藁を使え、温度管理が...などという話はあると思いますが、今回はトピックをこの2つに絞ります。
ただ、極限までごはんをおいしくするとどうなるのかというのはとても気になるので、そういうごはん道を極めたごはん専門店みたいなところがあったらぜひ教えて下さい。
コロナがおさまったら順に巡っていきたい...🤤
いいお米
ではまずはいいお米の話をしましょう。
ごはんとの出会い
そもそもこういうお米観については、結構育ちが影響していると思っています。
というのも、僕の実家は、祖父母が農家だったので、基本的に米を買ったことがありません。
種をまき、苗を植え、稲を刈って、精米する。
そういう営みの中で、大学生まで家のコシヒカリを食べてきました。良くも悪くも、日本はコシヒカリブランドがかなり強いので、テレビなんかを見ていても、自分の家で食べているコシヒカリについて特に何を思ったりすることもなく育ったように思います。
そんな中、強烈に覚えているのが大学生のときに行った青森県のとある居酒屋でのことです。
僕は高校から大学まで、およそ10年くらいずっと部活動として合唱をやっていたんですが、その全国大会で晩秋の青森を訪れていました。
全国大会の本番が終わったら打ち上げをやるわけなんですが、そのときの会場であった名もなき居酒屋で食べたごはんが猛烈においしかったことを覚えています。
「えっ、このごはん、うま...。」
もしかしたらそれまでにもおいしいごはんを知らずに食べていたのかも知れませんが、はっきりと記憶に残っているのがこのときで、これ以来、この感覚をまた味わいたいと思ってよりよいごはんを追い求めるようになったと思います。
ところでそのごはんは何者?
じゃあその運命のごはんは何なんですかと思うと、正直よくわかってないのが詰めの甘いところです。
場所としては青森だったので、地域性を出しているのであればあきたこまちとかつや姫とかがありそうですが、実はこれもコシヒカリだったのかもしれません。
この最新のマップによれば青森に青天の霹靂ってやつが見えますが、こいつは2015年からのブランドなので、当時存在していないはず...なのでやはりよくわかりません。
ここ10年でブランド数が1.5倍になったとも言われているので、時はまさに大ごはん時代...笹食ってる場合じゃねぇ!(ガタッ)
というわけでその運命のごはん、そのお米がなんだったのかはわかりません。
まぁいいんです。うまいごはんがどこかにある、それでいいじゃありませんか🙄(放棄)
しかし上の画像を発見した AKOMEYA TOKYO 、サイトがなかなか雅で興味をそそられますね。
いいお米を探そう
そんなわけで、具体的なお米がわからないので、ちょいちょい品種を変えてお米を試したりしています。
これまで試した中でいい感じだったお米を3つ。
つや姫
おいしいとして聞くことが多いと思いますが、山形県のつや姫。もっちりと甘くて美味しいです🤤
今のところ、これが運命のごはんに一番近いのかなーって思ったりします。値段は2kgで1600円、5kgで2500円前後といったところです。
姉妹米(?)として雪若丸ってやつもありますが、つや姫のほうがバランスがよい印象です。
森のくまさん
熊本県出身の友人に教えてもらいましたが、くまの主張が激しい熊本のブランド米です。最近のパッケージではくまがくまモン化されていたりします。
品種的には2000年に登録されているので、割と昔からあるブランドです。
値段はこちらも2kgで1500円、5kgで2500円前後と似た感じですが、つや姫よりはやや安い水準です。
先ほどのもっちりしたつや姫に比べると食感がしっかりしている印象🙄
龍の瞳
こちらは2kg3000円と、先の2つに比べると圧倒的に高いブランドです。5kgだと6000円くらいになり、かなりインパクトがあります。
ただ、そこまで高いからには抜きん出た特徴があり、旨みや甘みはもちろん、他に類を見ない粒の大きさが特徴です。実物が届いた瞬間にわかるレベル。
実際にこれも食べてみましたが、たしかにおいしいです。
ごはん単体で食べる喜びが感じられる一品。
ただし、常食するにはちとお高いので、ここぞというときに試してみるといいでしょう。
いい炊飯器
続いてはいい炊飯器です。いいお米を暖かく包み、すばらしいごはんへと成長させる大事なデバイスです。
最近の炊飯器トレンド
「炊飯器トレンド」って言われてなんやそれと思う人が多いと思いますが、白物家電業界では近年ずっと炊飯器が注目されています。
まぁ、キッチン家電の中ではかなり重要度高いものだと思うので、重点的にマーケティングされることも頷けます。
さて、そんな中で最近の炊飯器トレンドは何かというと、ズバリ高級化と多機能化です。
各メーカーの最上位機は10万円を超えるものがあり、知らなかった人は目玉が飛び出るレベルだと思いますが、そういった水準になってきています。
元々こういった調理家電はシャープのHEALSIOやパナソニックのBistroで電子レンジを中心にブランディングされていましたが、炊飯器業界の雄であるタイガーがGRAND Xブランドで価格帯を高級路線に切ったことで、炊飯器の新ジャンルが開拓されていったように思います。
象印やタイガーといった伝統的な炊飯器メーカーは釜の素材にこだわるなど、純粋な炊飯性能を全面に押し出していますが、パナソニックや日立といった家電メーカーは昨今のライフスタイルを踏まえた扱いやすさで利便性をアピールしています。
最近の高級炊飯器はホットクックなどと同様に、色々な調理に対応しているので説明書をよくよく読んでみると色々できるかもしれません。
メーカーごとの特色
カタログを見るとどれも最高に思える高級炊飯器ですが、一応メーカーごとに特色があります。
象印とタイガーは先ほども少し触れたように、とにかくごはんのおいしさを追求しています。手本にするのは、かまどで炊いたごはんで、土鍋にしたり鉄器にしたり、釜の素材からこだわった上で、あとは火力に魂を注いでいます。
上の画像は、象印の現ブランドである「炎舞炊き」のものですが、かまどを熱していたあの炎のゆらぎが大事なのだ!という発想で、IHヒーターの出力をコントロールすることで、炎のゆらぎを再現している...らしいです。
あとは、これらの伝統的炊飯器メーカーの特徴としては、炊きたてのおいしさに最上の価値を見出しているフシがあります。
じゃあその他家電メーカーはどうなのだというと、モダンな家庭では必ずしも炊きたてを家族全員で食べるともならなかったりするので、保温性能の良さや、冷めても美味しい炊き方なんかをウリにしていたりと現代的な姿勢です。
そうしたごはんのおいしさに対する姿勢の他には、家電としての扱いやすさに違いがあります。
象印やタイガーが目指す炊飯性能の追求は釜の素材追求とセットですが、土鍋だったり鉄器だったりするものは、基本的に扱いにくいです。重かったり、傷つきやすかったり。
それに対して、パナソニックや日立といった家電メーカーは非常に合理的で、おいしさを求めてはいるものの、釜の軽さや洗いやすさなんてところで差別化しています。
男の子としては象印やタイガーにロマンを感じますが、じゃあ日々それを使う主夫/主婦だったらどうだと言われれば...難しいところですね🙄
おいしいごはんに投資したい!
さてここまで読んで「おいしいお米に投資したい!」と思ったそこのアナタ。
それでは現在の投資状況に応じてこんな感じでどうでしょう。
縦軸が炊飯器グレード、横軸が米グレードだったとしたとき、まずは①で米方向にいってみましょうということです。投資額としても小さくはじめられますしね。
(左上とか右下はきっと存在しないと思っています🤔)
炊飯器によって炊き方が、というのはありますが、炊飯器がそこに存在しない糖分を空気中から取り込んでくるわけではないので、まず投資してみるならお米がオススメです。ごはんのポテンシャルをその身に感じ、ワクワクできるかどうか、それが大事です🧐
とりあえず米グレードを上げておいしく感じるのであれば、ごはん信者の素質があるので、さらに米投資するか炊飯器投資するか、②の方向というところですね。
最終形としてはごはんルーキーの先にある3通りかと思いますが、イニシャルコストかランニングコストかというところで、いずれにせよ相応の投資が必要になります。
とはいえ、金を出せば際限なくおいしくなるということもないと思いますので、真ん中のごはんルーキーで十分ってなる可能性も十分ありますね。
おわりに
なぜこんなに書いてしまったのだ...。しかしそれだけごはんはすばらしい。
おいでよ、ごはん信者の森
お読みいただきありがとうございました!
応援クリックよろしくおねがいします!