たくなくの雑記帳

思ったことを書き留める雑記帳

今週のお題「一気読みした漫画」

さっき先週の話題をようやく書いたところですが、早速次の話題が出てたので今週は速やかに片付けます。

一気読みした漫画...?

さて、今週の話題は「一気読みした漫画」とのことです。
なるほど、なるほど。

 

しかし言われてみると意外に難しい。

なんだかんだ連載中に話題になっているのをキャッチして読み始めるケースが多いので、完結したものをあとから追いかけることが結構稀だったりします。

最近新しく読み始めた漫画のうち、最近のヒットといえば作者の試し読みツイートで知った葬送のフリーレン

Twitterで好評されてたパリピ孔明

 あとは確かKindleセールで目についた高嶺のハナさんですかね。

 

今さらかよ、ってのはありますがキングダムなんかも最近っちゃ最近で、なんだかんだ今連載している漫画の中では一番展開が気になっています。

 

では本題

それでは一気読みした漫画を発表します!いろいろ考えて2つ。

手塚治虫 火の鳥

1つ目は手塚治虫火の鳥です。これは年末年始とか、なんとなく時間があるときつい読んでしまうタイプの漫画ですね。

初めて読んだのが多分大学生の頃で、それまで手塚治虫作品といえばブラックジャックを少し読んだことがある程度でした。

 

しかしまぁ、このストーリーの奥深いこと奥深いこと。

僕は基本的に巧妙に伏線が張られている、それも伏線だとあまり意識しない形でのストーリーがとても好きなんですが、火の鳥は伏線の扱い方ですごく好きな漫画です。

というか、この漫画の趣旨からすれば伏線というよりも輪廻転生とか業によるものなので伏線という言葉すら薄っぺらいものではありますが、宇宙がどうとか、前世がどうとかっていうことを考えながら読んだ記憶があります。

 

もはやどこが好きというのも特になく、どこを読んでも好きというものではありますが、特に仏師の茜丸とか我王が出てくる鳳凰編が印象深いです。

福本伸行 銀と金

銀と金 1

銀と金 1

Amazon

もう1つは福本伸行銀と金です。

福本伸行はアカギから入った人ですが、その流れで銀と金も読みました。

 

アカギや天に漏れずこれもギャンブル漫画ではありますが、銀と金は世の中全体を広くマネーゲームと捉えるような描写になっていて、その切り口が好きでした。

中でも、冒頭の金貸しシーンにおいて入れ代わり立ち代わり入ってくる債務者に対して金利を上げ下げしながら、その合理性を端的に見せる姿に「個々人の目に見えないだけで、色々なことが起こっている」ような印象を強く持った覚えがあります。

 

銀と金のストーリーの中では森田が美術品やイカサマポーカーで頑張るあたりと、やはり最後の競馬編が好きですね。

あとは物語全体としてはあまり好きではないものの、誠京麻雀のラスト、勝負が決まってから命運を分けた最後の牌を見ようとした蔵前に対して、

 ……終わったんですよ、会長…
運命に「もし」はありません……

あの牌はついさっきまで会長と森田の命運を握っていた牌
そんな牌を覗いちゃいけない

会長がどうしてもあの牌の正体を知りたければ
さっき破滅覚悟でオレに鳴かせ、みずからあの牌をひけばよかった

しかし会長はその道を選ばず、示談という賢明な道を選んだ
そういう賢明な選択をしたあとで
もう一方の破天荒な道はどうだったか…と覗く行為
これはいわば「運命」に対する冒涜でね

そんな権利は
誰にもないんですよ

 と告げるシーンはよく覚えています。

こういった人生の破滅がかかる選択ではないにせよ、選択に悩むシーンは生きていればそれなりに出会いますが、この話を読んだこともあってか、「選ばなかった未来は、選べなかった未来であり、自分には無縁の世界である」という価値観で、後から選択にあれこれ悩むことが少なく済んでいるような、そんな気がします。

 

ネカフェにいきたくなってきた

社会人になってから、それも最近はコロナもあって一切寄り付かなくなりましたが、大学生時代は深夜まで飲んだあととか、夜行バスを待つ時間とか、ちょいちょいネカフェに行くことがありました。

ネカフェって色々できますが自分にとってはとにかく漫画読み放題な空間で、あのズラリと並んだ棚からなにを読もうかなとワクワクするのが好きでした。

冷静に考えれば、1時間あたりで読める漫画の数なんてたかがしれているので、費用対効果に優れているものではないんですが、漫画を物色する上では素晴らしい空間でしたね。

 

今の御時世なら、「在宅ネカフェ」みたいなサービスとして、1時間300円で漫画読み放題とかサービスにできそうな気がしますが、なんだかんだ電子的な漫画読み放題サービスってなかなか実用的にはなかったりしますね。
(あってもメジャーな漫画がことごとく対象に入っていない、一昔前の音楽サブスクみたいな様相)

さて次に一気読みする漫画は何になるのか、そしてそのきっかけはなんなのか、楽しみです。

 

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